近くで降っている雪の方が落下速度が速い、わけがない
皆さんは恋する誰かを思いながら、降っている雪を眺めたことがありますでしょうか。
よく見てみると、遠くで降っている雪よりも、近くで降っている雪の方が速く感じることに気づくでしょう。
近くの雪の方が速い?
↓の動画で分かるでしょうか。
↓の動画は1:30くらいから雪の降るシーンです。
(もっと分かりやすい動画があったら教えてください。)
奥で降っている雪に対し、手前の雪はあとから降ってきて先に落ちていっているように見えるので、見方によっては遠くよりも近くが速く感じられるでしょう。
あくまでも、「速く感じる」だけで実際の速さが違うわけではありません。
では、何が違うのか考えてみましょう。
移動距離は同じなので、速さは同じ
雪が降るのを眺めているとき、↑のように、近くで降っている雪も遠くで降っている雪も、単位時間あたりの移動距離、つまり落下速度は同じになります。
ではなぜ、近くの雪は速く感じ、遠くの雪は遅く感じるのでしょう。
ここで、「角度」という考え方を追加してみましょう。
移動距離は同じなのですが、角度が違うのです。
違うのは「角速度」
手前の雪の方が移動する角度が大きく、奥の雪の方が角度が小さいのです。
大学で習ったときに「これ、いつ何に使うんだ?」と思った「角速度」というやつです。
単位時間あたりに、どれくらいの角度動くのか。
ちなみに上の画像、ざっくりですが手前の雪は約60度、奥の雪は約15度でした。
例えば、「外周24mmの球」と「地球」、どちらも1日1回転とすると、どちらも角速度は360度/1日になります。
しかし角度ではなく外周距離で考えると、外周24mmの球は外周部で24mm/1日、つまり時速1mmになりますが、地球は外周約4万kmですので40,000km/1日、つまり時速1,677kmという超高速になるわけです。
1日1回転する球。角速度は同じでも外周付近の速度は球の大きさによって大きく変わってくるのです。
逆に言えば、速さが同じでも角速度が大きく変わる場合もあるということです。
もしもの話
もしも、近くの雪と遠くの雪の角速度が同じだったら、
同じ感じで落ちるように見えるでしょうが、「近くの雪、おそっ!」「遠くの雪、はやっ!」と思うのではないでしょうか。
実際にそんな現象が見られたら、この上なく味気なく、さらに気持ち悪い世界でしょう。
余談
以上、理系男子にありがちな「女性に嫌われそうな話」でした。
こういう話になると、きまって「女性に嫌われそう」とか「モテない」とかいう人がいるのですが、何も女性が男性を選ぶだけじゃないんだぜ、と思います。
そして話す状況にもよりますが、自分のキャラを理解してもらった上で普通に話せば大概は問題ないでしょう。もちろん会話ですので、飽きさせずに楽しめる流れを作って話すことは大事です。つまり「話術」です。
以上。
後記
最後までお読みくださりありがとうございます。
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