京商ミニッツ(MINI-Z)とは 全種類一覧 何を選べば良いか

2021-07-25

京商のミニッツ(MINI-Z)というラジコン。

ミニッツの「種類」について

初めてのミニッツとして何を買えばいいのか、調べてもなかなか分からなかったので同じような人のためにも記載します。

初心者用の入門編です。

ミニッツ RWD レディセット

ちなみに、ヨコモの1/10ドリフトラジコン YD-2の選び方については以下に記載しています。

ミニッツとは

ミニッツとは、ざっくり言うと、全長13~20cm程度の自動車のラジコンになります。

「手のひらサイズ」「1/18~1/24サイズ程度」(ものによってサイズは違います)

ミニ四駆サイズといえばいいでしょうか。

小さめのラジコンではありますが

イオンやトイザらスで売っている、2000円程度のいわゆる「トイラジ」とは一線を画するものです。

例えば、曲がり具合やスピードの細かい調整ができるのが大きな違いだと考えています。

トイラジだと、曲がり具合やスピードを1~3段階でしか調整できないものが多い気がします。

例えば、全速力で時速30km出せるとして、3段階だと時速10km、20km、30kmという3種類のスピードにしか調整できず、時速25kmを出し続けようと思ってもトイラジでは不可能ですが、ミニッツでは可能ということです。

また、しっかり作られたものであり、すぐに壊れたりはしませんので長く遊べます。

トイラジは、とにかくすぐに壊れる印象です。

ミニッツの車体側の電源は、専用バッテリーではなく乾電池となっていますので、使いやすいです。

シリーズにもよりますが、オプションパーツも多数リリースされており、改造が可能です。

ボディ(オートスケールと言います)だけでも売っていて、ボディも変更することが可能です。

という訳で、箇条書きすると以下になります。

  • 細かな操縦が可能
  • 壊れづらい
  • 乾電池で動く
  • 改造パーツが豊富
  • ボディを変更できる

デメリットは、価格が(トイラジに比べると)高めということでしょうか。

ミニッツの種類

ミニッツはとにかく種類が多いです。

これからミニッツを始めようと思っている人にとっては、何を買えばいいのかさえ分かりづらいと思います。

ここでは「ざっくり」書きますので、概略やキーワードが分かれば、自分で詳しく調べることができると思います。

「レディセット」というのがプロポ(送信機・リモコン)付きの「乾電池さえ買えば走らせられる」ものになります。

以下がミニッツシリーズ一覧になります。

シャシーについては、分からない方は気にする必要はありません。

種類(シリーズ)シャシーその他備考
ファーストミニッツ初心者用
改造パーツ少ない
イニシャルD
2WD(後輪駆動)
ミニッツRWDMR-01
MR-015
MR-02
MR-030
上級者向け?
2WD(後輪駆動)
ミニッツFWDMA-03F2WD(前輪駆動)
ミニッツAWDMA-010
MA-020
MA-030
ドリフト可能
4WD
ミニッツバギーMB-010バギータイプ
2WD(後輪駆動)
4WD
ミニッツ4×4MX-01オフロード
クローラー
4WD
ミニッツモンスターMM-01オフロード
大きいタイヤ
2WD(後輪駆動)
廃盤モデル
ミニッツオーバーランドMV-01オフロード
2WD(後輪駆動)
廃盤モデル

いくつかのシリーズでは、シャシー側のパーツの取り付け位置を変更することにより、ホイールベース(前タイヤと後ろタイヤの中心間距離)を変更できます。

それにより、取り付けられるボディが変わる場合もあります。

個人的なラジコンに対する考え方

ラジコンを始める人には、まずはオフロード的なものを購入してほしいと考えます。

その理由は、「走れる場所が多いから」です。

オンロードの平らなコースを想定したラジコンというのは、意外と走れる場所が少ないものです。

家の中も可能かもしれませんが、サーキットやコースが家の近くにあるという恵まれた環境の方を除けば、走る場所は必然的に道路や駐車場となります。

特にミニッツのオンロード用のものはタイヤも小さいですし、家の中のわずかな段差も乗り越えられない可能性があります。

そして、毛足の長いじゅうたんも走れない可能性が高いです。

フローリングでも床が汚れたり傷ついたりする可能性もあります。

ただ、オフロードの場合、クローラーでもなければコース以外を「なんとなく」走ることになることが多いと思います。

それよりも、決められたコースというものを何度も走り込んだり、誰かと競走することの方が格段に楽しく、上達もしますし、何より長く続けられると考えています。

そういう意味では、オンロードがお薦めではあるのです。

ラジコンを最初に購入する前には、「どこで走らせることができるのか」を考えた上でどんなラジコンを購入するのか検討するのが良いかと思います。

「子ども用」に買うのであればやはりオフロードでしょうね。

家の中でコースを作って楽しめますし、キャンプなどに持っていっても楽しめるでしょう。

あとはやはり4WDの方が楽に走らせられると思います。雪国の話になりますが、2WDだと雪の悪路では使い物になりません。

はじめに

「ミニッツレーサー」という言葉がありますが、おそらく「ミニッツ」と同義と考えてよいと思います。

そして、「ファーストミニッツ」だけがちょっと扱い(ポジション・値段)が異なります。

ファーストミニッツ以外については基本的には「レディセット」というものを購入する必要があります。

レディセットにはプロポがついていますので、あとは乾電池を買えば走らせることができます。

ファーストミニッツとレディセットは、本体とプロポの電池を買えば、走らせることができるということです。

いろんな単語が出てきて、知らない方にはもう、分かりづらいですね…

あと、乾電池というのはプロポ(送信機)と車体側の両方が必要になります。

基本的にはそれぞれ単三型~単四型が4~8本となります。

ファーストミニッツとは

他のミニッツに比べると、半額以下と安いです。

  • 全長130mm
  • 税込み5,478円
  • 本体:単三乾電池2本
  • コントローラー:単三乾電池2本

ボディのみの販売はないと思います。

リリースされている車種はイニシャルDの3種類+はたらく車の数種類と思われます。

「とりあえず」ラジコンを始めてみたい人には良い選択肢「かもしれません」。ちゃんと操縦できるので。

ストップウォッチ付きコントローラーとパイロンが付属します。

タイヤ、ボディ等、他のミニッツのパーツを一部流用できるとは思いますが、交換できるパーツは少ないです。

これでまず試してみて、ハマったら他のミニッツにステップアップするのもよいのではないでしょうか。

ファーストミニッツは「つるし」(買ったままの状態)ではトイラジレベルなのかもしれません。下記参照

【mini-z】どうしようもないファーストミニッツをなんとかしてみる

使える改造パーツも不明ですし、「値段なり」なのかもしれません

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ミニッツRWDとは

「RWD」というのは、Rear Wheel Driveの略になります。

後輪駆動 要するに、後ろのタイヤが動くということです。

4WDやFFと違い、前タイヤの仕事として「加速する」ことが免除され「向きを変える」だけになりますので、曲がりやすいというメリットがあります。

前タイヤは方向を変える、後ろタイヤは加速する、ということにそれぞれ専念できるのです。

また、ミニッツRWDは重心も低いので、さらに曲がりやすくなっています。

  • 全長124~132mm
  • 税込み16,280~21,780円
  • 本体:単四乾電池4本
  • コントローラー:単四乾電池4本

レース向けなのかもしれません。

おそらく、京商が現在、最も力をいれているミニッツがこのRWDです。

ユーザーもオプション(改造)パーツも多いと思われます。

本格志向の方はこれ一択なのかもしれません。

なお、実車と違い、ミニッツRWDではドリフトできないと考えるのが良いと思います。ドリフトしたいならAWDです。

2022/06/04追記

ミニッツRWDでもジャイロを搭載すれば、ドリフトできるようです。

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初めての人は↑のような「レディセット」を買うのが基本になりますが、最初から自分でボディを別買いしたかったり、手持ちのボディを使用したい場合には、ボディだけが付属しない「シャシーセット」というものも存在します。

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ミニッツFWDとは

もちろんFront Wheel Driveの略です。

RWDとは逆に、前輪で加速もすることになります。

実車でFFが好きな方や、FFのボディを装着したい方、FF特有の操作性を楽しみたい方がメインターゲットになるでしょう。

こだわりが強い方が選ぶものになりますので、そうでない方はRWDかAWDを選ぶ方が無難だと思います。

  • 全長124~132mm
  • 税込み21,780円
  • 本体:単四乾電池4本
  • コントローラー:単四乾電池4本

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ミニッツAWDとは

AWDはAll Wheel Driveなので、すべて(4つ)のタイヤで加速するということです。

良くも悪くも安定しています。

2021年販売中のMA-020の場合は、ドリフトタイヤが標準装備となっていますので、電池を買えばドリフトできる状態となります。(MA-020とか分からなければ、あまり気にしないでください)

こちらはRWDに近い人気なのではないでしょうか。

  • 全長164~171mm
  • 税込み24,200~25,300円
  • 本体:単四乾電池4本
  • コントローラー:単四乾電池4本

他よりちょっと全長が長いようです。

個人的には、初めてのミニッツとして一番のお薦めです。

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ミニッツバギーとは

バギーっぽい外見のミニッツになります。

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4WDっぽい外見になりますが、2WD(後輪駆動)になります。

4WDです。

これまで説明してきたミニッツに比べるとオフロード性能が高いシリーズになります。

段差も簡単に乗り越えられますし、ジャンプ台でジャンプすることも可能です。

  • 全長167mm
  • 税込み24,200~25,300円
  • 本体:単四乾電池4本
  • コントローラー:単四乾電池4本

ミニッツスポーツバギーというものもあるようです。

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ミニッツバギーと4×4の走行動画があります。

ミニッツバギーについて詳しく知りたい方は以下の動画をどうぞ。(マニアック過ぎて、私には理解不能です。)

ミニッツ4×4とは

  • 全長約200mm
  • 税込み27,500円
  • 本体:単四乾電池4本
  • コントローラー:単四乾電池4本

ミニッツにしては若干大きめのサイズになります。

一番最近販売開始となったミニッツで、京商が現在注力しているのが感じられます。

大きさの割にかなり本格的なサスペンションを搭載し、かなりの悪路も走破できるはずです。

4×4という名前なので当然なのですが、4WDになります。

クローラー(ちゃんと説明してくれているサイトが見つけられないのですが、おそらく、岩や段差をあえて設定した超悪路をゆっくりでいいので走り切ること、だと思ってます。実車でもありますよね。)を想定したミニッツと思われます。

そのため、走行速度はめっちゃ遅いです。本当に本当に。買って後悔しないでください。

1/24サイズのプラモデルやトイラジのボディを(加工して)取り付けている人も結構いるように思われます。

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ミニッツモンスターとは

モンスタートラックタイプのミニッツです。

モンスタートラックというのは、日本ではあまり見かけない文化なのですが、要するに超でっかいタイヤを取り付けた車です。個人的には結構好きです。

↑ミニッツモンスターにミニ四駆のランクルボディを取り付けたもの。

すでに廃盤モデルですので、新品ではほぼ買えないと思います。

また、パーツの提供もほとんど終了しています。

個人的に驚いたのが、2WDというところです。

ま、このサイズで前輪にサスペンション・駆動・操舵のすべてを実装するのは確かに難しそうですね。

ただし、タイヤのサイズが大きくサスペンションも柔軟なので、悪路走破性は高いです。

ウイリーもできます。

意外と俊敏で、バックフリップといえばいいのでしょうか。後方宙返りができます!

動画1分くらいから後方宙返りします。

楽しそうな動画ですね。

上にも書きましたが、販売終了となっている廃盤モデルとなります。

モンスタートラックが好きで長く遊びたいと思っている方は、ミニッツモンスターではなく↓のようにミニッツ4×4をモンスター化するのが現時点では良策かと思います。

ただし、値段は4×4の方が圧倒的に高いでしょう。

ミニッツモンスターはかなり古いものになり、中古だとゴムタイヤが割れているものも多い状況です。そして、代替のタイヤがなかなか売っておらず、オークション・フリマサイトで価格が高騰しています。(ま、割れてても走れるんですけどね)

ということもあり、 4×4 の方がお薦めではあります。

4×4で後方宙返りができるかどうかは不明です。

ミニッツオーバーランドとは

ミニッツオーバーランドも販売終了となっている廃盤モデルとなります。

おそらくミニッツ4×4の先駆者的なポジションかと思います。

しかし、ミニッツオーバーロードもミニッツモンスター同様に2WDでした。

ただ、クローラーが可能なのかは不明です。4×4に比べるとタイヤが小さめですよね。

「どこを走る」というよりも「どのボディ(車種)で走る」というのが重要なシリーズなのかもしれません。

これに対して、走破性を重視して進化させたのがミニッツ4×4なのでしょう。

ミニッツ4×4のボディを加工してミニッツオーバーランドに搭載している人もいる気がします。(逆もいます。)

こちらもミニッツモンスター同様、廃盤モデルですのでこれから長く遊ぶことを考えている方はミニッツ4×4も比較検討するのがよいかと思います。

最後にボディ交換について

基本的に、同じシリーズ内でのボディ交換は加工無しで普通にできます。

オフロード系は他のシリーズへの流量は普通にはできませんが、フリマサイト等で交換用のパーツを3Dプリンターで作成してくださっている有志もいらっしゃいます。

オンロード系については、長さと幅が交換できるかどうかのポイントになります。

シャシー側で長さが調整できるものもあります。

オートスケール(変更用ボディ)の箱に記載している「MR-03W-MM」「MA-020N」「MA-03F-FWD」などの記載がポイントになってくるのだと思います。

ボディの交換については簡単にここで説明できるボリュームではありませんので(というか能力的に不可能なので)、詳しくは他のサイトを調べてみてください。

以上。

後記

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