南無南無マン お葬式で子どもを静かにさせるために

2020-02-07

親類の葬式のときの話。

2~5歳くらいの親戚の小さい子どもが騒いだり走り回ったり。

子どもだから仕方ないのですが、妻と話していて「親が」もう少しなんとかできるのではないかという話になりました。

おそらくその子どもは、親に何も説明されておらず、当日訳も分からず連れられて、初めての場所、初めてのイベントだったのでしょう。

それで当日いきなり「静かにしなさい!」というのはかわいそうな話です。

我が家では、前日に以下の話をしっかり子どもに話しました。

  • 誰が死んだのか
  • 死ぬとは何か(子どもに伝わるように嘘も方便)
  • 明日はどういうイベントなのか
  • 皆が悲しんでいるということ
  • 静かにしてほしいということ

この辺りを話して、理解してもらいました。

もちろん長時間に耐えられずに泣いたり不機嫌になったりはしますが、基本的には頑張ってくれました。(もちろん本人の資質によるところもあります。)

子どもというのは驚くほど「人間初心者」で、本当に何も知らないのです。

とにかくいろいろなことを懇切丁寧に教える必要があります。

そして、子どもが質問してくれればいいのですが、子どもが知らないことについては親が察してあらかじめ説明する必要もあります。

親は「知ってて当たり前」なので、知らない子どもについて「知らないということ」を認識するのは難しいところがあるのですが、内容によっては親が前もって道を教えてあげる必要もあるかと思います。

いろんなことを経験して知ってくれれば、経験を応用して知らないことについても段々と空気が読めるようになるのでしょう。

ちなみに、親戚のお子さんはお坊さんのことを「南無南無マン」と呼んでいました。

不謹慎かもしれませんが、これは「いいな」と思いました。

愛称をつけることで親近感がわき、「知らない人が何か言っている」というつまらない状況も少しは違う風に受け止められる気がします。

以上。

後記

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