限界を超えて舞え‼ネフェルピトーの黒子夢想 能力について考察

2022-11-06

ハンター×ハンターのキメラアント王の直属護衛軍の1人

ネフェルピトーの念能力について考察します。

操作系寄りの特質系

水見式により、ピトーの念は特質系ということが分かっています。

枯れる葉を見て当時は「滅び的な能力が発現するのかな?」と予想しましたが、まったく関係ありませんでしたね。

個人的には、「操作系寄り」の特質系だと考えています。(それとも、具現化系寄り?)

その理由は、以下に記載しますが、「発」として操作系の能力をいくつか使用しているからです。

ピトーの3つの能力

ピトーには3つの能力があります。

  • 名称不明の操作系能力
  • 玩具修理者(ドクターブライス)
  • 黒子夢想(テレプシコーラ)

名称不明の操作系能力

ピトーには、人を操作する能力があります。

作中で操作されているのは、カイト、ディーゴ(影武者)、兵士です。

カイトとディーゴは操作される前に死んでいますので、操作できるのは「死体」のみの可能性があります。

生きている人も操作できるのかもしれませんが、生きている人間を操作するよりも、意志のない死体を操作する方が楽だと思われます。

簡単なプログラムのような遠隔自動はもちろん可能ですが、おそらくもう少し複雑な操作も可能と思われます。

モラウの紫煙拳(ディープ・パープル)と似たような感じで、簡単な操作では同時にたくさんの人間を動かすことができ、複雑な操作の場合は数が限られる(または、操作対象を視認できる場所で見ながら操作)のだと思われます。

ディープ・パープルの方は、操作系ではなく具現化系ですね。

ちなみに、「紫煙」というのはタバコの煙のことです。

またピトーのこの能力は厳密には、人を操作する「操縦者」を具現化しています。

そういう意味では具現化系の能力とも言えます。

操作目的の具現化系?

玩具修理者(ドクターブライス)

今回調べるまで知らなかったのですが、「ブライス」という人形があるようです。ドクターブライスの由来はこれだと思われます。

出典:ブライスドールズトーク様

能力の概要は

  • 治療ができる
  • 治療中は、治療開始位置(能力発動位置)から半径約20m内しか動けない
  • 治療中は、他の能力が使えない(発だけではく円が使えないことから想像すると、本人は絶状態の可能性もあり)

ドクターブライスの基本的な能力は「名外科医並みの治療」の他に「防腐処理」や「再建」(消失した部分を作り出す)などがあると思われます。

ピトーのポテンシャルをもってしても、ドクターブライス中は他の能力が使えないということを考えると、かなりの集中力を要するものと思われます。

「治療」だけでそれほど大変とは思えないので、「再建」の部分が大変であり、再建を行っていない場合にも再建のスタンバイ状態のため大変なのだと思います。

作中で「燃費が悪い」という表現がありますが、まさにスポーツカーのエンジンがスピードを出していないときにも燃費が悪いことに似ている状態と思われます。

また、治療される側の自己回復の「強化」など、ピトーにとっては苦手と思われる強化系の能力などもふんだんに使っているのかもしれません。

黒子夢想(テレプシコーラ)

出典:HUNTER×HUNTER NO.29 P104

「黒子」の読み方について。

日本語として普通に読むと「ほくろ」か「くろこ」になると思います。

テレプシコーラの格好から考えると「くろこ」かと思いますが、

「黒子夢想」という4文字熟語で考えると「こくしむそう」(麻雀で最強の役の1つ、ポーカーでいうところのロイヤルストレートフラッシュ的な)になると思われます。

国士無双には、上記のマージャンの役以外にも「国中で並ぶ者がないほどすぐれた人物」という意味があるようです。

ちなみに「テレプシコーラ」は「踊りの楽しみ」「ギリシャ神話の女神の名前」だそうです。

テレプシコーラは、ピトー唯一の戦闘系の能力で、必殺技と思われるのですが、本編中での説明はほどんどなく

  • ピトーが全力で闘う時に発現させる念能力
  • 能力発動から攻撃までに要する時間は0.1秒を切る
  • 限界を超えて舞え!!

これらのことから推察されるのは、

ピトー自身を操作する能力

ということです。

おそらく、

ピトーが 後ろの人をイメージ通りに動かすことができ、その後ろの人がピトーを動かすのだと思います。

要するに、ピトー自身が自分のイメージ通りに動ける ということだと思います。

  • ピトーが操縦者を動かす。
  • その操縦者がピトーを動かす。

という、一見、無駄が多いようにも思えますが、大きなメリットがあるということなのでしょう。

キルアの神速(カンムル)の電光石火に近い印象ですが、

カンムルは電気で自分の体を動かすので、あらかじめ決めたプログラム通りに(素早い初動と言えばいいのでしょうか)パパっと動けますが、自分の筋力を超えた動きはできないと思われます。

しかし、テレプシコーラは後ろの人がピトーを無理矢理動かしますので、ピトーの筋力(限界)を超えて「ピトーのイメージ通り」に動けるものと思われます。

・・・

と思ったのですが、↓筋力使っているように思えます。

出典:HUNTER×HUNTER NO.29 P108

謎ですね。

ざっくり言うと、普段の自分より、素早く力強く動けるということでしょう。

後ろの操縦者がどんな風にでもピトーを動かせるのであれば、翼のないピトーも 空も飛べるはず なのですが、そうはなっていませんので、自在に操れるわけではなさそうです。

シャルナークの自動操作+キルアの神速 のような感じで

自分の意志では出せない、限界を超えた力を発揮するというイメージでしょうか。

非礼を詫びよう。

ピトーの念における世界観

ここまで書いて気づいたのですが、ピトーの能力の共通点として、

ピトーは念能力で何かを実現するときに、それを実現するための人型の何かを具現化して、その何かが動作する、という形を採っています。

ドクターブライスは、手先さえあれば実現できますし、テレプシコーラについては無形でも実現できる気がします。

人型のものを作り出したい、自分以外の誰かにやってほしい、などいろいろあるかと思いますが、

(上半身大きめな)人型のものを具現化し、それでやりたいことを実現する、というのがピトーの念能力の世界観、スタイルなのだと思います。

以上。

後記

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