CHANEL J12 外れるブレスレット
「外れるブレスレット」
ここで説明したいのは悪い意味ではありません。
3重折りたたみ式バックル
CHANEL J12のセラミックブレスレットに採用されるバックルは「3重折りたたみ式バックル」と表現されます。
「3重」というのは、①セラミック、②バックル可動部分、③バックル台座?のことでしょう。
このバックル、折りたたんだ状態で↓こんな感じです。
力をかけると開く
稼働する部分の軸を赤い線でつなぐと大体↓こんな感じです。
で、こんな感じになっているので、意外に思われるかもしれませんが、内側からブレスレットを拡げる方向に力がかかると、ブレスレットが引っ張られるような状態になり↓こんな感じになります。
そうすると、(イメージ的に)↓こんな感じに開いちゃうのです。
要するに、(そんなことは通常ないのですが)腕が太くなったら開いてしまうのです。
これは他の方式のバックルでは起こらないことです。
一度、腕時計をしたまま(腕時計がギリギリまで手首側にズレていた状態で)腕立て伏せをするために手首を手の甲側に限界まで曲げたときに、ブレスレットが開きました。
CHANEL J12を数年使用していますが、そのようなことになったのは1度だけです。
ちなみに、洋服を脱ぐときに腕時計が引っ掛かりブレスレットが開いたことが1度あります。
開くということ
普通に使用している限り「ほぼ発生しない」のですが
簡単に言うと「力をかけるとブレスレットが開いてしまう」ということです。
これには当然のデメリットと少しのメリットがあると考えています。
デメリットはもちろん「外れること」そしてそれにより「落としてしまう可能性があること」です。
一応「輪」になっているので外れたからといって、すぐに落ちたりするようなことはありません。
メリットとしてはブレスレットが伸びづらい(ヘタりづらい)ことです。
大きな力がかかったときに、伸びるよりも前に開いてしまうので、「ブレスレットに力がかかった状態」が持続されるということがありません。
長年使用している腕時計では、ブレスレット内部のピンが微かに曲がって、ブレスレットの隙間が開き気味になりダルンダルンになっているものをたまにみかけます。
装着感が悪く、落ち着かないイメージです。
↑伸びてないイメージ。↓伸びてるイメージ。(CHANEL J12ではありません)
伸びてしまうと、修理も難しいようですね。基本的には交換っぽいです。
ちなみにCHANEL J12のセラミックブレスレット、CHANELで交換すると(以前店員さんに聞いた話では)20万円(旧型33mm)でした。驚愕の値段に店員さんも苦笑いしていました。
ネックレスに似てる?
切れた?ネックレスを直したことがある人も多いかと思います。
で、直すのはいつも同じ箇所です。
予想なのですが、これってわざとこの赤丸部分を壊れやすくしているんでしょうかね。
たしかにここなら壊れても比較的簡単に直せますし、代用パーツもすぐ見つかるでしょう。逆に、ここ以外なら直しようがありません。
わざと弱い部分を作って、「もし壊れるならそこ」というような考えで設計しているのでしょうか。
そういう設計、なんと呼ぶんでしょうね。破壊制御設計?
フェールセーフ(問題が発生したときに安全な方向に倒れる設計)とも違いますし。
何が言いたかったのかというと、CHANEL J12のブレスレットも同じような考えで「ブレスレットが伸びたり破損したりするよりは、バックルが開いてしまう方がマシ」という設計なのかもしれない、と思いました。
買いかぶりでしょうね。
以上。
後記
最後までお読みくださりありがとうございます。
この他にもCHANEL J12についてたくさん書いています。以下から気になる記事を読んでいってくださるとありがたいです。
300記事くらいあるはずです。
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