CHANEL J12 基本(02)ベゼルの種類
ここでは、CHANEL J12のベゼルについて、形状や色の説明をします。
なお、ダイヤベゼル等高価なものや「アンタイトル」「グラフィティ」等レアモデルについては、デザインが特殊であることに加え、実物を見たことがないこともあり割愛させていただきます。
目次
ベゼルインサートによる３種類
J12のベゼルには大雑把に２種類があり、ベゼルインサートが「あるもの」と「ないもの」が存在します。
ちなみに、ベゼルインサートというのは↓この部分のことです。
インサート「あり」
多くの方が「J12」としてイメージするのは、こちら↓のベゼルインサートが「ある」ものになるでしょう。
インサート「なし」
ベゼルインサートが「ない」ものというのは、このような↓もののことです。
ベゼル本体（外側のシルバーの部分）のデザインは大体同じなのですが、印象がまったく異なります。
ベゼルインサートが「ない」のは「J12 GMT」「J12 Superleggera」「J12-365」の一部モデルになります。
さらに、「J12 GMT」「J12 Superleggera」には、ベゼルインサートが「あるもの」と「ないもの」の両方が存在します。
具体例としては、J12 GMTについては
- ベゼルインサートあり：H2012,H2126,H2916
- ベゼルインサートなし：H3099,H3101,H3102,H3103
のようになっています。
インサート「ちょっとあり」
さらにさらに、
ベゼルインサートありとなしの中間のようなモデルもあります。
↑CHANEL J12 ファーズ ドゥ リュヌ 38mm H3406
ベゼルインサートがかなり小さい（細い、狭い、薄い）です。
ベゼルインサート「あり」「小さい」「なし」を左から並べると以下になります。
↑左からH0682、H3406、H3101です。
それぞれ違う印象ですね。
色によって刻印が異なる
J12の基本のカラーとして、ホワイトとブラック、それに加えてクロマティックが存在します。
実は、この色によってベゼルの仕様が異なります。
J12の多くのモデルでベゼルインサートには0,15,30,45の数字と５分ごとの目盛りが表示さています。
この数字と目盛りについて、ブラックとクロマティックはセラミックのベゼルインサートに対してレーザーで刻印したものになります。
つまり、数字と目盛りがへこんでいます。
ブラックとクロマティックともに、刻印された部分は「ホワイト」ではなく「シルバー」になります。
ブラックモデルの中古品の画像で、ベゼルインサートの数字と目盛りが汚れたホワイトのように見える場合がありますが、実際にはシルバーなので汚れているわけではありません。
それに対してホワイトは、ガラスの内側がホワイトとシルバーで塗り分けられたベゼルインサートになります。
「ガラス」と書きましたが厳密にはサファイアクリスタルだと思います。
↓ちょっと小さくて分かりづらいのですが、ブラックの目盛りは刻印になっており、ホワイトのベゼルはフラットになっています。
結局、ブラックもクロマティックもホワイトも、数字と目盛りの部分はシルバーになりますが、ブラック／クロマティックとホワイトでは質感がかなり違います。
なぜこのような仕様の違いがあるのでしょう。
さらに細かい話ですが、ブラックのベゼルインサートはツルツルの光沢ありですが、クロマティックは同心円状にヘアライン処理されているような感じで光沢が抑えられています。
ちなみに、この仕様の違いのため、ベゼルの破損のしやすさ、仕方も変わってきます。後述します。
このベゼルの仕様違いによって、ホワイトの方が綺麗でキラキラしているため見づらく、ブラックの方が男らしく見やすいという印象になります。まぁ、ベゼルの数字は「ダイバーズウォッチの機能」ですので、地上で読めなくても問題ないと考えています。
数字のないベゼル
J12 インテンスブラックや初代ファントム、J12 29MMや一部モデルでは、ベゼルインサートに数字がなく、バー（棒）タイプの目盛りのみになっています。
↑CHANEL J12 インテンスブラック 29mm H4196
左右対称性の高いこのベゼルも好きです。
回ったり回らなかったり
ベゼルインサートに数字が記載してあるものは「逆回転防止ベゼル」ということで回るのですが、
ベゼルに数字が記載していないものについては基本的に回りません。
ただしベゼルに数字がないのに回るものがある、という噂があります。こちらについては調査中です。
ベゼルインサートがありで「回転しないもの」については、以下になります。
- J12 インテンスブラック
- J12 29MM
- J12・XS
- J12 ファーズ ドゥ リュヌ
- J12 H2422（ホワイトダイヤモンドインデックス）：セラミックベゼル数字なし
ダイヤベゼルについては、回転するかどうか不明です。（基本的に、回転しないと思います。）
「グラフィティ」「アンタイトル」のベゼルももちろん回転しません。
「GMT」も回転しません。
ベゼルの壊れやすさ、壊れ方
中古品ではベゼルが破損しているものを見かけますが、ブラックよりもホワイトの方が多い気がしますので、ホワイトの方が破損しやすいということだと思います。
手元に破損したベゼルがありますので、参考までに。
↑J12 ブラック 33mmのベゼルです。59分位置が破損しています。ベゼルインサートではなく、ベゼル自体の破損ですね。
ステンレススチールが欠けています。そんなことあるんですね。
↑J12 ホワイト 33mmのベゼルです。18分位置が破損しています。ベゼルインサートのガラスが割れています。破片は欠落していません。
ベゼル交換
ちなみにベゼル交換については以下の記事が役に立つかと思います。
まとめ
ほとんど同じだと思われているCHANEL J12ですが、ベゼルについていろいろ違いがあるということが分かってもらえたかと思います。
それでは、よいベゼル生活を。
以上。
後記
最後までお読みくださりありがとうございます。
この他にもCHANEL J12についてたくさん書いています。以下から気になる記事を読んでいってくださるとありがたいです。
300記事くらいあるはずです。
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