CHANEL J12 偽物 見分け方(1)

2019-04-05




ここでは、偽物も多く存在する人気の腕時計 CHANEL J12 について

本物と見比べること「なく」偽物を判定する方法を記載したいと思います。

「フォントの感じが~」や「本物と比べてXXの位置が~」という曖昧な話はしません。

なお、「本物の判定方法」ではなく「偽物の判定方法」になります。

私がここに見分け方を記載する目的は、読んでくださっている方が他人のJ12偽物をディスるためではなく、自分(読んでくださっている方)を守るためです。

本物と偽物を見分けるポイント

見分けるポイントは以下になります。

  1. 裏蓋のネジ
  2. ムーブメント
  3. カレンダーの背景色(ブラックのみ)
  4. カレンダーの方向
  5. クロノグラフのインダイヤル 秒針は右

裏蓋のネジ

裏蓋のネジが「+」(プラス)のものは偽物

と考えてください。

本物は「-」(マイナス)です。

ただし、「-」の偽物もあります。

CHANEL J12 本物 裏蓋

ちなみに裏蓋のネジは8本です。

ムーブメント

まず結論を大雑把に言うと

メンズでクォーツだったらほぼ偽物

と考えてください。

以下、いろいろと詳しく記載します。

クォーツとオートマティックとは

「クォーツ」(quartz)を分かりやすく説明すると、電池式で1秒に1回秒針が動くものです。よく見るアナログ腕時計です。

対して「オートマティック(自動巻き)」は1秒間に4~10回秒針が動くものが多いです。値段が高くなる傾向があります。

ケースサイズとムーブメント

CHANEL J12の偽物のほとんどはクォーツです。

もちろんクォーツなら偽物というわけではありませんし、オートマティックなら本物というわけでもありません。

本物のCHANEL 12ではざっくりいうと以下の構成になります。

(レアな36.5mmについて、ここでは考慮しません。)

主ターゲットサイズムーブメント
レディース33mm以下クォーツ
メンズ
ユニセックス
38mm以上オートマティック

本物のCHANEL J12では、38mm以上は基本的にオートマティックなのですが

偽物ではコスト削減のために38mm以上でもクォーツになっているものがあります。

これらのことから最初に書いた

「メンズでクォーツだったら偽物」

となるわけです。

ただし例外あり

H3214等の本物は例外的に38mm(メンズ)でクォーツになりますが、本当に例外です。

参考までに、以下に本物38mmのクォーツを集めてみました。

ちなみに本物38mmのクォーツのほとんどは、カレンダーが下(6時方向)にあります。

さらにこれらのモデルの偽物は見たことがありません。

偽物にも良心?

偽物もある意味良心的な物が多く、クォーツであれば裏蓋などに「QUARTZ」と書いていることがあります。

また、クォーツなのに文字盤に「AUTOMATIC」と書いてる物は少ない気がします(見たことがありません)。

これは、「実物(動画)を見たときにすぐに偽物だと分かる」ことを避けるためと思われます。

このおかげ?で逆に静止画では偽物判定がしやすくなっているのです。

カレンダーの背景色

「ブラックモデルのみ」で通用する判定方法になりますが、

カレンダーが白背景で黒文字なら偽物

と考えてください。

CHANEL J12 裏蓋 本物/偽物 比較

左が「本物」、右が「偽物」です。

こちらの違いについては、オメガウブロの一部商品の偽物判定にも使えるかと思います。ロレックスは本物からして白いのでこの判定方法は使えません。

カレンダーの方向

カレンダーの数字の上側が、時計の中心側じゃないものは偽物

と考えてください。

本物の大半は、カレンダーの日付の数字の上側が時計の中心側になります。

CHANEL J12 裏蓋 本物/偽物 比較

左が「本物」、右が「偽物」です。

ただしH2918等、AP(オーデマ・ピゲ/AUDEMARS PIGUET)のムーブメントを搭載しているモデルは例外となります。中古でも数百万円オーバーのかなり特殊なモデルです。こちらについては、偽物自体が存在しないと思っています。

本物クロノグラフの秒針は右

クロノグラフのモデルについては、インダイヤルの内容が真と贋でいろいろと異なりますが、一番分かりやすいところで

秒針の位置が右側の3時方向「以外」なら偽物

と考えてください。

CHANEL J12 クロノグラフ 本物/偽物 比較

上に「60」の記載がある赤いところが秒針です。常に動いています。

左が「本物(H2419)」、右が「偽物(H0940タイプ)」です。

「本物の秒針は右側」になります。

なので、右側以外の秒針は偽物です。

別の言い方をすると

「60」が右以外にあれば偽物

です。

ちなみに左の本物はオートマティックなので秒針がなめらかに動きますが、右の偽物はクォーツなのでカチカチ動きます。

右の偽物はクロノグラフタイプとしては一番流通?していると思われるものです。

「騙されて」偽物を買わないために

リファレンスを調べる

まずは、自分が欲しいと思っているJ12のリファレンス(型番)を確認しましょう。リファレンスというのは「H0680」等のことです。

「J12 ブラック 33mm レザー」など、色、ケースサイズ、特徴で検索すれば数種類に絞り込めますのでリファレンもすぐに分かるかと思います。

リファレンスが分かれば画像検索でき、「ほとんど」本物が表示されますので、比較することができます。

(画像検索では偽物も同列に表示されますので、本物・偽物の判定に活用したい場合は、画像の表示元となるサイト・ページを確認することをお勧めします。有名時計店の画像であれば、信用できるかと思います。)

当ブログ内に全CHANEL J12の画像がありますので、リファレンスは↓の記事から確認できます。

なお、オークションやフリマ等のネットショッピングでリファレンスが記載されていないものは偽物の確率が高いです。

本物なのに型番が記載されていないものもありますが、「売っている側も分かっていない」ことがほとんどですので、別の意味でも避けるのが無難です。

相場を調べる

リファレンスが分かれば、相場を調べることもできます。

リファレンスも相場も知らずに「本物のはず」と思って買うのは無謀かと思います。

世の中には偽物を偽物として売る人と、偽物を本物として売る人の両方がいます。

相場の半値以下の値段ならまず間違いなく偽物ですが、相場通りの値段の偽物もあります。

値段だけでは判断しないようにしてください。

参考までに大雑把な中古相場を以下に記載しました。

本物を知り 偽物を知る

敵を知り己を知れば百戦危うからず ですね。

本物を知るには、もちろん実物を手にすることですが、なかなか難しいですよね。

少しでも本物を知ってほしいということで、動画を集めてみました。

もちろん動画を見ても本物を知ることはほとんどできないかと思いますが、それでも見ないよりはマシかと思います。

また逆に、偽物を知るために偽物の画像を集めてみました。最後に動画もあります。

CHANEL J12の偽物関連記事

CHANEL J12の真贋判定には、当ブログ内の以下のページが役に立つでしょう。

↑こちらの商品はもちろん本物です。

以上。

後記

最後までお読みくださりありがとうございます。

この他にもCHANEL J12についてたくさん書いています。以下から気になる記事を読んでいってくださるとありがたいです。

300記事くらいあるはずです。

また、CHANEL J12に関して気になることがあれば、記事下のランキングボタンの少し下にある「サイト内検索」から検索してみてください。検索エンジンでは引っかからないことも見つけられる可能性があります。

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