CHANEL J12 H3836 とは
CHANEL J12-365 H3836
このH3836についてスペックやレビューその他を記載します。 最後に動画もあります。
目次
どんな腕時計?
ブラック ケースサイズ36.5mmのオートマティックです。
H3836は、CHANEL J12の「J12-365」というシリーズのブラックセラミック版になります。
6時方向にカレンダーとスモールセコンドがある一風変わったJ12になります。ベゼルも変わったデザインになっています。
「J12-365」は2020年01月09日に販売終了となっています。下記記事参照。
なお「J12-365」への見解については、「CHANEL J12-365とは」を参照願います。
ケースサイズ36.5mmで、デイリーユースを想定した腕時計になります。
それを知る前は意味不明な高価格なモデルなのかと思っていましたが、最近のJ12の中では比較的抑えられた価格設定となっています。自動巻きでは一番安いモデルだと思います。自動巻きの中で最小のケースサイズ(36.5mm)なので当然とも言えますが。
厚さ9.3mm、重量115g程度ですので、薄くて軽い腕時計が好きな方は嬉しいところでしょう。
ベゼル、針、秒針、カレンダーなど、プレーンなJ12とは違うところがいくつもあります。
カレンダーはJ12シリーズでは珍しく6時位置に配置されています。また自動巻きで、秒針は6時位置のスモールセコンドとなっているのがデザイン的な特徴になります。
スペック
- リファレンス:H3836
- ケース:高耐性ブラック セラミック、ステンレススティール
- ベゼル:ステンレススティール、固定ベゼル
- ダイヤル:?
- リュウズ:ステンレススティール製 非ねじ込み式リュウズ、高耐性ブラック セラミック カボション
- ブレスレット:高耐性ブラック セラミック、ステンレススティール製3重折りたたみ式バックル
- 風防:サファイアクリスタル?、ドーム型
- ムーブメント:オートマティック(自動巻き)、ETA 2895
- パワーリザーブ:42時間
- 防水性能:100m
- ケースサイズ縦:44mm(ラグ含む)
- ベゼル外径:38mm
- 風防直径:33mm
- 厚さ:約9.3mm
- ラグ幅:19mm
- 6時方向インダイヤル:スモールセコンド
- カレンダー:デイトジャスト
- 夜光:なし!
- 重量:約115g(ブレスのコマ数によります)
- 腕周り:13.5cm~21.0cm?
- 販売時期:2014年~2019年?
- 定価(消費税8%込み):621,000円

レビュー
所感
ケースサイズは36.5mmで割と小さいのですが、GMTやSuperleggeraの一部モデルのように、ベゼルインサートがなくダイヤルを大きくとったデザインになります。
↓41mmケースのクロノグラフと並べてみると

ケース、ベゼル外径は左のクロノグラフの方が大きいのですが、ダイヤルは右のJ12-365の方が大きいことが分かります。
そのため、右のJ12-365の方が大きく感じる方も結構いるかと思います。

スモールセコンドが腕時計本体と同心ではないため、J12のアイデンティティである「同心円」感が弱くなっています。
まぁ「J12-365」ということで、このデザインが好きな人が購入するものだと思います。ダイヤル内はJ12とは完全に別物ですね。
ベゼル

SuperleggeraのH3409や、GMTのH3101のように、ベゼルインサートがなく、風防とダイヤルが大きくなっているタイプです。
ベゼルは回転しません。
風防
微かにドーム型形状になっています。他のモデルよりもさらに曲率は小さい気がします。反射防止コーティングは施されていません。
ダイヤル

プレーンなJ12と違うところが多いので、書くことが多いですね。
まずは、秒針が6時位置のスモールセコンドになっており、同心円のレコード溝の処理が施されています。
カレンダーも6時位置となっており、左右対称性が高くなっています。
スモールセコンドとカレンダーが6時位置のため、インデックスの「6」のみ数字がありません。
6日になったとき「ふふっ」ってなりそうですね。
レイルウェイ目盛りは5分毎の目盛りのみとなっていて、1分毎の目盛りはありません。これは、秒針がスモールセコンドになっていることと関係がありそうです。3針としての秒針が存在しないので。
プレーンなJ12では、フラットまたは同心円のレコード溝になっているダイヤルが多いのですが、このH3836は波打った同心円になっています。そのため、後光のように放射状に反射して見えます。

インデックスや「CHANEL」「J12」「AUTOMATIC」の文字、5分毎のミニッツマーカーは光沢のあるシルバー、レイルウェイ目盛りは光沢を抑えたシルバーになっています。
そして個人的に気になったデザインがこれ↓

J12シリーズで、円(同心円)と法線(円の中心を通る線)以外の線を初めて見た気がします。
誰もそんなとこ 見てやしねー だろうが……
山王工業 3年 河田雅史
針
時針・分針については針の中央が黒くなっていて、ロレックスのデイトナに少し似たデザインです。

↑116500LN、格好いいですね。
秒針は、J12 クロノグラフの秒針と同じようなデザインです。
インデックス
「6」以外のアラビア数字が艶ありシルバーで表示されています。
カレンダー
J12シリーズには珍しく、6時位置にあります。「カチ」っと変わります。
リュウズ
非ねじ込み式になります。そのままの(閉じた)状態で手巻きするのですが、手巻きの感触がとても軽いです。ずっと微かにカリカリ引っかかっているような感じで、好きになれない手巻きの感触です。

ケース
38mmケースのモデルと比べると(ベゼルや風防も違うので単純には比較できませんが)、J12-365のケースは薄い気がします。ちなみに38mmは厚さ約11mmで、こちらのJ12-365 H3836は約9.3mmです。

裏蓋

J12の標準的な裏蓋かと思います。
黒塗りの部分はシリアルで、こちらの個体は「P.R.H. 99999」(99999の部分は数字5桁)でした。
ブレスレット、バックル


ラグ側の幅が19mmとなってるので、38mmケースのモデルと共通のブレスレット、バックルと思われます。
バックルには38mm以上共通の「H1996」の刻印があります。

ムーブメント
ムーブメントとかあまり分からないのですが、自動巻きの38mmとは別の ETA 2895 というものが使用されています。
金属がこすれるような自動巻きの音が少し聞こえます。
重さ
約115g、個人的には軽いです。
夜光
ありません。「無」です。orz
ファーズ ドゥ リュヌと似ている?
ちょっと見た感じだと、J12 ファーズ ドゥ リュヌ H3406と似ている気もします。

↑CHANEL J12 ファーズ ドゥ リュヌ H3406
6時位置の小窓があるため似ているようにも見えますが、よく見てみるとベゼルもケースサイズも針その他もいろいろと違います。ファーズ ドゥ リュヌは少し高めの価格です。
こちらの方がまだ「J12感」がありますね。
「CHANEL J12 ファーズ ドゥ リュヌ」についてはこちら↓
中古相場
私の独断による中古相場は34万円以上、かと思います。
比較的新しいモデルであることに加え、さらに根本的なタマ数が少ないのだと思います。そのため、相場は大きく変動する可能性も高いです。
動画
秒針がどんな感じなのか、大体分かるかと思います。
以上。
後記
最後までお読みくださりありがとうございます。
この他にもCHANEL J12についてたくさん書いています。以下から気になる記事を読んでいってくださるとありがたいです。
300記事くらいあるはずです。
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