CHANEL J12-365とは

2020-01-122021-06-06

CHANEL J12 には「J12-365」というシリーズがあります。ここではJ12-365について説明します。

ちなみに2020年現在で販売されているモデルはありません。廃盤となっている過去のモデルになります。

↑CHANEL 12-365 ブラック 36.5mm H3836

まずは読み方

読み方、分かりません。分からないので予想です。

「J12」について

「じぇいじゅーに」派は「じぇいじゅーにさんろくご」でしょう。

「ジェイトウェルブ」派はどうしましょう。

「ジェイトウェルブスリーハンドレッドシックスティーファイブ」

「ジェイトウェルブスリーシックスティーファイブ」

は面倒なので

「ジェイトウェルブスリーシックスファイブ」でしょうか。

「ジェイトウェルヴさぶろくファイブ」もなんか違うし…

「ジェイトウェルブさんろくご」、英語からの日本語って「オードリー春日」みたいですし…

それでも

カジュアルにいくなら「ジェイトウェルブさんろくご」

フォーマルにいくなら「ジェイトウェルブスリーシックスファイブ」

でしょう。

１つめの意味はそのまま「ケースサイズ36.5mm」です。

２つめは「365日使えるデイリーウォッチ」です。

特徴を列挙すると以下になります。

「よく分からないのに値段が高いシリーズ」ではなく、素のJ12に近い価格設定になっています。

J12の基本としては、33mmがクォーツ、38mmがオートマティックで、このJ12-365はサイズ的にその中間になります。

価格的にはダイヤ無しが72万円からですので、大体38mmと同じような価格です。（それだったら38mm買っちゃうな～）

↑ダイヤルのギヨシェ彫り

ちなみのこのギヨシェ彫りというもの。これも天才時計師ブレゲが考案したもののようです。「彫りなのに？時計師の範疇？」と思ってしまいました。

それにしても枕詞のように「天才」がついてしまう人って格好いいですね。ただしバカボンを除く。

CHANEL J12 標準38mmモデルとは別の「ETA Cal.2895」という薄型ムーブメントが採用されているようです。

J12らしさがあまり感じられないデザインです。

薄くて軽いのが魅力とも言えますが、薄くて軽いので物足りないとも言えます。

「デイリーウォッチ」というコンセプトのためか、「ありがたみ」がまったく感じられません。

また、個人的にはデザインが好みでないのと、オートマティックというのが引っ掛かりました。

33mmクォーツがレディース、38mmオートマティックがユニセックスなら、36.5mmを欲しがるのは女性も男性もいるかもしれませんが、おそらく多くは女性でしょう。であれば、クォーツにすべきだったような気がします。

36.5mmという38mmに近いオートマティックを欲しがる人は少ないような気がします。

独特なデザインで勝負した、ということでしょうか。

販売期間は2014年06月から2020年01月08日でした。

本体カラー、ベゼル、ダイヤル、インデックスの組み合わせで、意外と11種類もありました。