CHANEL J12 ベゼル 裏側

CHANEL J12 自分でベゼル交換

CHANEL J12 ブラック 33mm(H0680)のベゼルを交換してみたいと思います。

また、2019年09月10日に、J12 ホワイト 33mm(H0968)のベゼルを交換しましたので、新しい発見を最後に追記しました。

ベゼル単体

ベゼルのみだと↓こんな感じです。

CHANEL J12 ブラック 33mm ベゼル
CHANEL J12 black 33mm ベゼル裏

裏には切り欠きが2か所あります。

YouTubeでベゼル交換の以下の動画を見たことがありますが、本当にこのように簡単に(リスクなく)交換できるのでしょうか。

ベゼル交換 神動画

これを見て、やってみました。

ベゼル交換 作業開始

私も同じように、裏蓋オープナーと紙を使ってやりましたが、結構時間がかかりました。何度も滑って、ベゼルを傷つけてしまったかと焦りました。1回成功すればなんとなくコツは掴めるかと思いますが、動画のように(外すのもつけるのも)あっさりやるにはかなりの経験がいると思われます。マジ、リスペクト。地味に神動画です。

本体、ベゼル双方の微かな個体差もあるかと思いますが、何度も脱着することで、少し脱着がしやすくなるのでしょうか。

↓これにオープナーも入っているはずです。

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かなりの力が必要ですが、ベゼル自体が壊れそう、という感じはまったくありません。

ちなみに、オープナーを使わずに素手で外そうと試みましたが、私の腕力では無理でした。花山薫なら余裕だと思います。

CHANEL J12 H0680分解

無事、分解できました。左から本体、逆回転防止用のジョイント?、ベゼルになります。意外と汚れていませんでしたが、この機会に掃除しました。

CHANEL J12 H0680分解

こちらの黒いパーツが要(かなめ)になります。売っているの見たことありませんね。硬めのプラスチックのような感じで、矢印の方向にたわむことで、ベゼル側にはめこむことができます。↑こちらはベゼル側になります。

CHANEL J12 H0680分解

↑こちらが裏側というか時計本体側になります。このギザギザで逆回転防止を実現しています。

CHANEL J12 H0680分解

時計本体の9時側にあるポッチが出たり引っ込んだりします。黒いパーツ(とベゼル)が回るときには引っ込み、でっぱりが引っかかることで逆回転を防止します。

(関係ありませんが、この作りで本当に防水できるんでしょうかね。赤丸のところやリューズのところから水が浸入しそうなものですが… ポッチの裏側も腕時計の外部になっていて問題ないんでしょうね、きっと)

黒いパーツが壊れたり、本体側のポッチが出っぱなし、引っ込みっぱなしになった場合は、個人での修理は難しそうです。

組み立てについて、(動画のまんまなのですが)順序があります。私は黒いパーツを先に本体側につけて、その後にベゼルをはめようとしたのですが、まったくはまりませんでした。黒いパーツはベゼル側にはめてから組み立てる必要があります。

CHANEL J12 ベゼル 裏側

組み立てるときにも結構な力が必要でした。

CHANEL J12 BLACK 33mm

苦労はありましたが、トラブルはなく無事完了。

ベゼル交換 作業感想

気のせいかもしれませんが、交換前よりもベゼルの回転がキツくなった気がします。

とにかく外すときは、傷つけないこととケガしないことに気を付けてください。どうしても力を入れる必要があるので、つるっといきそうです。

できなかったことができるようになるっていいですね。1つ大人になった気がします。

ちなみにシャネルでベゼル修理(交換)の場合は50000円以上かかるという噂です。←間違いだったようです。30,000円+消費税という情報を入手しました。「CHANEL J12の有料メンテナンスについて」参照。

分解して分かったのは、ベゼルや風防のサイズがかなり精度良く作られているということです。組み立てるときもギリギリです。

ベゼル交換 2回目

CHANEL J12 H0968(後期ホワイト33mmクォーツ)のベゼル交換をしました。

新しい発見もありましたので追記します。

今回はオープナーを紙で挟むのではなく、オープナーの両面にクラフトテープを貼って作業しました。前回とは別の腕時計のベゼルを交換したのですが、あっさり外れました。

CHANEL J12 ベゼル交換用工具

ベゼル交換については怪我に注意してください。今回、かなり手が滑り本当に大怪我するところでした。

まずはベゼルを外してみます。

CHANEL J12 H0968 分解

結構汚れてました。

上では書いていませんでしたが、ベゼルを外した状態ではジョイントパーツが本体側にくっついている状態でした。

なので、ベゼルのズレ対策(後述)のためにジョイントパーツとベゼルの角度の関係を覚えておく、という方法は不可能です。(何言っているか分からないと思いますが。)

簡単に清掃してよく見てみると、

CHANEL J12 H0968 分解

ベゼルの逆回転防止機構の部分が上(1回目)のH0680(ブラック33mm)と全然違います。

↑左がH0680で、右がH0968です。

ちなみに左のH0680は前期(ファースト)モデル(2009年のモデルチェンジ前のもの)で、右のH0968は後期(セカンド)モデル(2009年のモデルチェンジ後のもの)になるのでその違いでしょうか。

H0680はボタンのようなものでしたが、H0968は金属プレートの一部が曲げ加工されています。逆回転をロックする場所が1ヶ所から3ヶ所に増えています。耐久性の向上とメンテナンス性の向上(修理のしやすさ)のための改善ということが予想されます。

黒いジョイントパーツはそのままで、本体側のみ仕様変更(改善)した可能性が高いと思いますが、予想が当たっているかどうかは他にも分解してみないと分かりませんね。

CHANEL J12 H0968 分解

組み立てるときは、ベゼルのズレ(「CHANEL J12 ベゼルのズレ」参照)を意識して、ベゼル側の切り欠きとジョイントパーツ側の切り欠きを合わせてから組み込んでみることにしました。

CHANEL J12 ベゼル交換
CHANEL J12 ベゼル交換

↑分かりづらいですが、切り欠き部分を合わせているつもりです。ちょっとズレているようにも見えます。

ベゼルを取り付けて、無事完了です。

CHANEL J12 H0968

ケースサイズ33mmだと小さくて、ベゼルとダイヤルの目盛りがズレているのかどうかも分かりませんね。(微かにズレている気もしたのであとで直しました。)

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以上。

後記

最後までお読みくださりありがとうございます。

この他にもCHANEL J12についてたくさん書いています。以下から気になる記事を読んでいってくださるとありがたいです。

300記事くらいあるはずです。

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コメント

“CHANEL J12 自分でベゼル交換” への4件のフィードバック

  1. わんのアバター
    わん

    こんばんは。
    こちらのサイトを見てアフターダイヤにベゼル交換を試みました。
    説明を参考に、なんとかベゼルは外せました。
    しかし、アフターダイヤベゼルを本体に嵌め込むことができません。めちゃくちゃ固いです。
    黒いインナーベゼルをよく見ると左右で太さが異なり、半分たわむ構造、また半分はたわまない構造となっています。
    指の力ではとても無理だ思うのですが、なにかよい方法はありますか?
    時計はクロノグラフです。
    よろしくお願い申し上げます。

    1. 札幌社長のアバター

      わん様、
      コメント、貴重な情報ありがとうございます。

      たしかに純正ベゼルもかなりの精度でできていますので、アフターだと入らないこともあるかもしれませんね。

      一応確認ですが、黒いインナーベゼルを本体側ではなくベゼル側に嵌めてから作業してますよね?

      入らない原因が、金属部分なのか樹脂?のインナーベゼルなのか分かりませんが、自分だったとしたら、ベゼルの金属部分をリューターで削ってみると思います。(もちろん後戻りできませんが)

      リューターは数千円、100円ショップのダイソーだと600円くらいで売っていた気がします。(ただし、先端部分は別売り)
      金属を削る場合は、熱くなるので気をつけてください。

      力任せに嵌めようとして、ダイヤが落ちたりしても嫌ですしね。

      あとは、KURE556などの油をさしてみる、とかでしょうか。

      また購入ルートにもよるかと思いますが、可能ならばベゼルの返品・交換も要検討かと思います。
      (すでに検討済みかとは思いますが念のため)

      わん様のベゼルが無事に嵌ることを願っています。
      大したお役に立てずに申し訳ありません。

  2. わんのアバター
    わん

    アドバイスを頂きありがとうございます。
    インナーはベゼル側に嵌め込んでトライしてました。
    もう一つ所有するj12よりベゼルと本体の隙間が狭く、ベゼルを外す際の抵抗も明らかに硬さを感じるので個体差があるようですね。
    シリコンスプレーでインナーを滑りやすくするなども良いみたいですね。ただ汚れがめちゃくちゃ付着してしまいますが、、、
    そして、先程無事装着できました!
    時計をタオルで包み、厚めの木の板で裏表挟んだ状態でペンチで浮いているところを少しずつ挟む方法で上手くいきました。
    かなりの力がいるのでセラミックが割れるか、ベゼルが変形するかとても不安でした、、、
    記事にも書かれているように、ピッタリ12時の位置にマーカーがくるようにすることは至難の技ですね。
    1mmほどどうしてもずれてしまいます。
    また、ベゼル外しの際にインナーのギザギザを3つほどきずつけてしまい、その部分だけ回転が大きく滑るよつになってしまいました。
    超神経質なので、時計店でピッタリマーカーを合わせてもらおうと思います。
    こちらの記事は本当に参考になりました!ありがとうございました!

    1. 札幌社長のアバター

      わん様
      報告コメントありがとうございます。
      無加工で無事交換できたということで何よりです。
      ギリギリの精度でかなりキツイ作業になることがある、ということでここを読んだ方にも参考になるコメントかと思います。
      少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

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