CHANEL 12 クロノグラフ H2419 ブラック ダイヤ 41mm

2026年04~05月
こちらの腕時計を、CHANELブティックでオーバーホールしましたので、その内容を記載します。
調子が悪くなる
腕時計自体は、2019年に中古で購入。自分で購入してから7年くらいですね。
新品としては、2009年~2013年くらいと予想されています。
予想になりますが1度もオーバーホールされていませんので、予想になりますが15年くらいオーバーホールされていない状態だったと思います。
購入当初は、1日数秒の遅れ。ここ2年くらいは1日数秒進みだったと思います。
2026年の2月~3月あたりに、1日に数時間遅れることがあることを確認。
これはもうオーバーホールしかないなと諦め、決断しました。
どこでオーバーホールするか
H2419は、ここ数年のシャネルのキャリバー12.1以降の製品ではありません。
揶揄されるように「中身はETA」になります。

なので、シャネル以外の腕時計屋さんでもオーバーホール可能なわけです。
価格と納期の相場を調べてみると、30,000~45,000円。納期は不明。
クロノグラフなので、3針より高く設定されています。
ただ、シャネル以外の腕時計屋さんでは、ETAの純正パーツ?というのでしょうか?社外パーツが使われる可能性があり、次回以降のシャネルでのオーバーホールが断られる可能性があります。
次回以降って、さらに10年後とか?
気にしないで、シャネル以外の時計屋さんでオーバーホールすることも「あり」だとは考えたのですが、中古で購入後の初のシャネルブティックへの作業依頼(真贋鑑定を兼ねる)にもなりますので、シャネルに依頼することにしたいと思いました。
シャネルのオーバーホールはいくらなのよ?
シャネルでのJ12クロノグラフのオーバーホール料金は分かりませんでした。
シャネルのサイトでも見つけられず、他の人の体験談も見つけられず。
で、電話で確認してみました。
パーツ変更など、追加の修理が発生しなければ、税抜き78,000円。税込みだと85,800円。
高っけえな…
致命的な油切れなどでパーツ破損とかなるとさらに高くつくので仕方ない。
シャネルでオーバーホールやります!
納期と作業フロー
2026年04月頭にシャネル札幌大丸店に持ち込みました。
- 持ち込んでから2週間程度で見積連絡がくる
- そこから5週間程度で作業完了
私の場合は、大体上記の通りでした。
ただし、持ち込む時期によって作業の混み具合などの影響もあり、納期は変わると思います。
事前診断で、フランスでの修理作業が必要となった場合に、納期が大きく伸びる、という噂を聞いたことがあります。
事前診断
シャネルブティックで対応してくれた方の話では、「クロノグラフのスタート/ストップボタンが壊れている」という判定でした。
言われてみると、押せば動作するのですが、以上に硬いというか。押すのに力が必要でしたが、こんなものかと特に気にしていませんでした。
診断結果
持ち込んでから2週間で、見積・診断結果が来ました。
概要としては以下でした。(日本国内での作業可能、ということなのだと思います)
- 機械内部の油切れ、汚れ、磁気帯び あり
- バネ板留めネジの緩み あり
- リュウズ、プッシュボタンに不具合 なし
- この修理内容について了承後5週間で作業完了予定
ブティックのスタッフが言っていた、プッシュボタンの故障は、故障ではなく問題なしとの判断でした。
以下、Geminiに聞いた内容です。
CHANEL J12 クロノグラフ(H2419など)に搭載されているムーブメントは、仰る通り ETA 2894-2 です。
スタート/ストップ用プッシュボタンの押し心地が「かなり硬い・重い」と感じられるのは、このムーブメントの構造上、正常な仕様(特性)であり、不具合ではありません。
シャネルの正規オーバーホールで「問題なし」と判定された理由を含め、構造的な背景は以下の通りです。
1. ETA 2894-2の構造的理由
- モジュール型クロノグラフの特性ETA 2894-2は、ベースとなる自動巻きムーブメント(ETA 2892A2)の上に、クロノグラフの機構モジュールを重ねた二層構造(モジュール型)を採用しています。
- カム式レバーのバネ圧このクロノグラフ機構を作動させる際、内部の大きなレバーやカムを力強く押し込む必要があります。誤作動を防ぎ、確実にクロノグラフ機構を噛み合わせるために非常に強いバネが仕込まれており、ボタンを押す際に強い抵抗感が生じます。
- 「カチッ」という硬く深い手応え特に「スタート(押し始め)」と「ストップ」の瞬間は、ロックを外してレバーを跳ね上げるため、指にぐっと力を入れないと押し込めない仕様になっています。
2. 高級クロノグラフ(コラムホイール式)との押し心地の違い
ゼニス「エル・プリメロ」やオメガ「3330 / 9300系」などのコラムホイール式クロノグラフは、非常に軽く滑らかな押し心地が特徴です。一方で、ETA 2894-2のようなカム式(かつモジュール型)は、「硬く重い押し心地」になるのが標準的な感触となります。
3. J12特有の構造(防水パッキン)
J12は200m防水仕様を備えているため、プッシュボタン軸の周囲に気密性を保つための「防水用ゴムパッキン」が組み込まれています。ムーブメント自体のバネ圧に加え、パッキンの摩擦抵抗が加わるため、他の一般的な時計よりも一層ボタンが硬く感じられやすくなります。
結論として
「故障ではないか」と心配になるほど押し心地が硬いのは、ETA 2894-2というムーブメントと200m防水構造が組み合わさった結果生じる本来のフィーリングです。正規メーカーでの点検で問題がないと判断されている以上、安心してお使いいただいて問題ありません。
約4週間後
作業完了の連絡を受け、受取に行きました。
明細は以下でした。
修理内容 トータルサービス
- ムーブメントのオーバーホール
- 必要に応じて
- バネ棒とネジの交換(有料)
- ブレスレット/ストラップおよびクラスプの点検
- クリーニング
- 防水パッキンの交換(一部モデルを除く)
- 損傷部品の交換(見積及び技術者判断に基づく)
- 防水機能検査、作動点検、外観点検
このような記載、かつ作業完了時に確認し忘れてしまったため詳細不明なのですが、おそらく板バネは交換されなかったのだと思います。
感触的にも硬くなった感じはしませんし、もとの傷(と言えないほどの痕)が残ってたので。

事後の感想
予想というか、覚悟していたことではありますが、満足感は高くないです。
シャネルの作業に不満があるとかではないのですが、以下の2つが大きいと思います。
- オーバーホールは単なる「修理」であり、何かが付加されるわけではないから
- 他のステンレス腕時計なら外装磨きが入るが、セラミックではそれもない
要するに、腕時計は元通り正確な時刻を刻むようにはなったけど、その他は何も変わらないということです。
ま、でもここからまた10年くらいは安心して使用できる(愛し続けられる)ということに対する価値ですね。
あとはやはり、オーバーホール中に腕時計が使えない、というのが一番痛いですね。
板バネについて
正直、この機会に板バネは交換してほしかったという気持ちもあります。
というのも、
- 消耗品と考えており、今後10年で破損する可能性は低くない予想
- 破損したときにまた修理に出して、腕時計が使えないダウンタイムが苦痛
だからです。
私の予想としては、板バネは、最初は硬く、徐々にいい感じの硬さになり、最後に破損(折れ)という経過です。
現在は、いい感じの硬さであり、交換したときにもっと硬くなるのは嫌という気持ちもありますので、よしとします。
外装磨きについて
ステンレスの腕時計では、オーバーホール時に「外装磨き」という作業を行ってくれることがほとんどだと思います。
ピカピカにするプラス、多少の傷であれば目立たなくしてくれるものです。
しかし、セラミックでは基本的に研磨を行ってくれるところはありません。シャネルでもシャネル以外でも同じです。以下のどちらかまたは両方だと予想します。
①セラミックは元々傷つかないので研磨自体が不要
②セラミックを研磨できない
しかし、こんな予想をしておきながら、私はこれはどちらも間違っていると思います。
①について、セラミックはかなり傷はつきづらいのは事実ですが、細かな傷はつきます。黒い車の塗装面に細かに入るような傷です。
②について、私は金属磨きで①の細かな傷が分かりづらくなることを確認済みです。
自分のJ12は、セラミックもステンレス部分もかまわず金属磨きで磨いていて、基本的に美しく、これ以上綺麗になる余地もないのですが、それでもJ12のオーバーホールメニューの中に外装磨きが入らないのはさみしいものです。

戻ってきた精度
1日に数時間おくれる「ことがある」状況でしたが、オーバーホールを終えて戻ってきた愛機は、日差+3秒(進み)程度をキープしている気がします。
時刻の調整がしやすい遅れの方がよかったなぁ~
ストップウォッチについて
戻ってきて、動作確認しました。
押し心地は変わらず、指が痛くなるほど硬いです。スタート/ストップも、リセットボタンも。
磁気帯びについて
今回の時刻ズレの大きな要因になったと思われる磁気帯びについて。
基本的にかなり気を遣っており、腕時計の周囲10cmには電子機器や磁気を発するものは近づけないようにしていました。
現代は、スマホやワイヤレスイヤホン、バッグを閉じるためのマグネット、ラジコンのボディマウントなど、強い磁気を発するものが多いです。
自分では当然気をつけているのですが、女性のバッグやスマホなどを不意に自分の腕時計に近づけられることが避けられないことも多いです。
当然悪気もなく、自分以外の人間の腕時計の磁気帯びに気をつけてる人なんてほどんといませんよね…
で、世の中には磁気帯びした腕時計を復旧させる消磁器というものがあるようです。
価格も高くないですし、調子が悪くなったらオーバーホール前にちょっと試してみるのもいいですね。
以上。
後記
最後までお読みくださりありがとうございます。
この他にもCHANEL J12についてたくさん書いています。以下から気になる記事を読んでいってくださるとありがたいです。
300記事くらいあるはずです。
- CHANEL J12関連記事一覧
- サイトマップ
- カテゴリー「CHANEL J12」 ←サイトマップには載らない記事です
また、CHANEL J12に関して気になることがあれば、記事下のランキングボタンの少し下にある「サイト内検索」から検索してみてください。検索エンジンでは引っかからないことも見つけられる可能性があります。
こんなに更新したのに、現在はほぼ誰も見ていないゴミカスクズ無価値ブログです。
よければ(はてな)ブックマークや拡散をお願いいたします。
更新の原動力として励ましが欲しいのです…<(_ _)>
当ブログ内お薦め記事



コメント