跳び箱 パパの段
この冬休み、息子(兄)が「学校で跳び箱が跳べない」と言ってきた。
言ってくれることはありがたき。
それなら練習しようということで、家の中で私が四つん這いになって、それを跳ぶという練習させました。
5回くらいで一応跳べるようにはなりましたので一安心。
楽しそうということで、当然のように娘(妹)も練習したがります。
しかし年下の娘には少し高かったようでうまく跳べず。
娘:「パパの段、高くて跳べないんだよプリプリ」
パパの段?
・・・
あ、
跳び箱の「6段」とかと同じ表現をしたのね。
跳び箱 パパの段
面白い表現だなと思いました。
私が小さくなり、娘は無事跳べました。
私の小学校時代のトラウマ6段
私はそこそこ運動神経のいい方で、小学校の授業のときに多分最大である6段を余裕で軽快に跳ぶことができました。
ある日までは。
そう、あの忌まわしい事件が起こるまでは。
体育の授業の跳び箱で、私の前に並んでいた生徒の番。
6段がうまく跳べずに跳び箱の途中に座ってしまう形になりました。
そこまではよく見る光景なのですが。
彼はそこから跳び箱の上の方の段(1段)を抱えたまま、奈落(横)に落ちていきました。
最上段である1段をもぎ取られ、上にクチを開けるような形で残された2~6段と、その横で抱えた1段の下敷きになる彼。
誰もが「あ~」って叫んでた気がします。
そんなことってあります?
ドッキリ芸人のリアクションかと思うような、やろうとしても簡単にはできないウルトラC(死語ですね)。
先生がどう感じたのかは分かりませんでしたが、私には大惨事でした。
残された2~6段の上のクチから見える深い深い穴は底が見えず、まるで幸せのすべてを飲み込んでしまう闇の入り口、亜空間のようでした。
亜空間って、なんじゃい!
(今年はこの『亜』という漢字をうまく使えるようになりたいな…)
その光景が衝撃的過ぎて、以来跳び箱が怖くなってしまい、小学生の間は跳び箱が跳べなくなってしまいました。
PTSDレベル。
多分、今は跳べる気がします。
こういうのってどう消化したらいいんでしょうね。
私は「被害者」な気がするのですが、彼は「加害者」なのでしょうか。
でも彼も落ちているし。
彼は私が跳べなくなっていることなど微塵も知らないでしょう。そもそも意識・認識すらしていない。
巻き添え事故?無意識の遠隔攻撃?空気感染?
きっと空気感染ですね。
何にしても、あらかじめ心の準備をしていない限り防御が極めて難しい厄介な攻撃です。
人に迷惑をかけずに生きていくって、本当に難しいですね。
ハートフルな「パパの段」の話が、忘却の彼方へ…
最終的に亜空間と空気感染の話になってしまいました。
以上。
後記
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