2019年トノサマバッタ日記(02)ー孵化(2)

2019-06-12

孵化の様子(動画)があります。

小さい虫やクネクネが苦手な人は「閲覧注意」です。

孵化の様子

2019年の06月09日に40匹ほどのトノサマバッタが生まれました。

その次の日の06月10日の夜は何となく飼育ケースを家に入れたのですが、夜になったら第2弾が生まれました。

昨年、親バッタが何度かしっぽを土に刺しているのは見たのですが、気に入る場所を探しているのかと思いました。(リスク分散の観点から?)何ヶ所かに産むものなんですね。

運良くトノサマバッタの孵化第2弾の様子を動画に収めることができました。

生まれたばかりのバッタはまだ白っぽいです。

上と下の動画を比べると、上の方が白く見えますね。見ているときには気になりませんでした。カメラの明るさが違ったのか実際に色が違ったのかどうか分かりませんが、多分実際の色が違ったのだと思います。おそらくですが、上の動画の方が生まれてから間もなかったのかもしれません。

基本的には殻(のようなもの)を着た状態で土の上までクネクネ上り、地表に出てから殻を脱ぐようです。

この殻を脱ぐまでは、後ろ足がおなかの方向に向いています。しっぽをメインに使った上に上ります。

前日に産まれていたバッタは黒くなっています。

上の動画のプレビューで見える白いものは、先に産まれたバッタが脱いだ殻です。

上の動画の左側は、地中で殻を脱いでしまいバッタの形になっています。後ろ足が背中側に向いています。右側はまだ殻を脱いでいません。地中では圧倒的に後者の方が上りやすいようです。

下の動画は、殻を脱ぐところです。

基本的なパターンとしては

  1. 殻を脱がない状態でしっぽを使って地上まで上る
  2. 地上に出たと判断するとぐったりして殻を脱ぐ準備に入る
  3. 殻を脱ぐ
  4. 殻を脱ぐと後ろ足がおなか側から背中側に向きを変える

殻を脱ぐタイミングはほとんどが「地上に出てからすぐ」なので、自分で「地上に出た」と判断したら脱ぐようにしているのだと思います。

地中で殻を脱いでしまうと、しっぽではなく足をメインに地中を上ることになります。そうなると、地中を上る難易度が格段に上がります。また、殻を脱いでしまった後の方が上下が分かりづらくなっているように感じました。まっすぐに上を目指すのではなく、迷うことが多いように見えました。ただし、卵か先か鶏がさきか、迷ってしまうバッタだからこそ地上に出る前に殻を脱いでしまうことが多いのかもしれません。

見える範囲ではほぼすべてのバッタが地上に出れたようです。生き埋めとして確認したのは2匹程度です。

忘れなかったら後日、土を掘り返して確認してみます。

6/9の第一弾が約40匹、6/10の第二弾も約40匹だったと思います。

第二弾については地上に上るところから見れたのでずっと観察していました。

当初は緑かグレーになるように思えたのですが、翌朝になってみるとすべて黒になっていました。

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