2019年トノサマバッタ日記(26)ー瀕死からの復活
以下、個人的な経験談になります。
トノサマバッタに限らず多くの昆虫の場合、弱ってしまうと基本的にそこから復活することはほどんどなく、死を迎えてしまいます。
そこは(イメージですが)人間とは違う気がします。
なので、「弱らせない」ということが最も大事になります。弱ってからの事後対策はほとんど効きませんので、「弱らないよう」にという事前対策です。
例えば、「1日餌が足りなかった」ということになると、そもそも寿命の短いバッタにとっては「1日」の意味が人間とはまったく違うのです。なので餌は1日たりとも欠かさないようにしましょう。
それでも弱ってしまうことは当然あります。
今回、瀕死になってしまったトノサマバッタの5齢幼虫が2匹いたのですが、2匹とも無事復活することができましたので報告しておきます。
たまたま復活した方法
その2匹のトノサマバッタは、立つこと?はできるのですが、体が斜めに傾いてしまうような状態で、ほとんど動かない状態でした。
コンビニでもらうようなスイーツ用のプラスチックのスプーンに、昆虫ゼリーを適量おいて、トノサマバッタの口が常にくっつくように配置し、バッタの口がわずかに動くのを確認しました。
バッタの口がゼリーから離れないように、バッタとスプーンの角度、ゼリーの量の調整が必要になります。
その状態で、他のバッタとは別の場所に放置しました。
瀕死に見えても、暗くしたり、居心地悪かったりすると、短時間で結構移動することがありますので、ケース等閉鎖された空間に入れておくようにしましょう。
今回は結構時間がかかり、18時間くらい放置した気がします。
その間、バッタはまったく移動していませんでしたが、フンはしていました。昆虫ゼリーも減っていたと思います。
バッタを持ってみると、足でスプーンを掴もうとする力がわずかに復活しており、ケースに戻してレタスの近くに置きました。
その後、誰も死んでいないので復活したと判断しました。
よかったです。
以上。
次の日記へ
前の日記へ
トノサマバッタ日記一覧
- 2019年トノサマバッタ日記(01)ー孵化(1)
- 2019年トノサマバッタ日記(02)ー孵化(2)
- 2019年トノサマバッタ日記(03)ー孵化(3)
- 2019年トノサマバッタ日記(04)ー1齢幼虫(1)餌
- 2019年トノサマバッタ日記(05)ー1齢幼虫(2)
- 2019年トノサマバッタ日記(06)ー1齢幼虫(3)
- 2019年トノサマバッタ日記(07)ー2齢幼虫(1)
- 2019年トノサマバッタ日記(08)ー1齢幼虫(4)
- 2019年トノサマバッタ日記(09)ー昨年の産卵
- 2019年トノサマバッタ日記(10)ー脱皮のない世界
- 2019年トノサマバッタ日記(11)ー1齢幼虫(5)
- 2019年トノサマバッタ日記(12)ーケース清掃
- 2019年トノサマバッタ日記(13)ー3齢幼虫(1)
- 2019年トノサマバッタ日記(14)ー意外な餌、キュウイ
- 2019年トノサマバッタ日記(15)ー3齢幼虫(2)
- 2019年トノサマバッタ日記(16)ー食
- 2019年トノサマバッタ日記(17)ー3齢幼虫(3)
- 2019年トノサマバッタ日記(18)ー4齢幼虫(1)
- 2019年トノサマバッタ日記(19)ー4齢幼虫(2)
- 2019年トノサマバッタ日記(20)ー4齢幼虫(3)
- 2019年トノサマバッタ日記(21)ー4齢幼虫(4)+7月中旬の昆虫採集
- 2019年トノサマバッタ日記(22)ー幼虫の段階について
- 2019年トノサマバッタ日記(23)ー7月23日、全匹撮影
- 2019年トノサマバッタ日記(24)ー5齢幼虫(1)
- 2019年トノサマバッタ日記(25)ー5齢幼虫(2)
- 2019年トノサマバッタ日記(26)ー瀕死からの復活
- 2019年トノサマバッタ日記(27)ー成虫(1)
- 2019年トノサマバッタ日記(28)ーリリース(1)
- 2019年トノサマバッタ日記(29)ー成長格差(1)
- 2019年トノサマバッタ日記(30)ー成長格差(2)
- 2019年トノサマバッタ日記(31)ーリリース(2)
- 2019年トノサマバッタ日記(32)ー成虫(2)脱皮の失敗率
- 2019年トノサマバッタ日記(33)ー成虫(3)最後の成虫
- 2019年トノサマバッタ日記(34)ーリリース(3)
後記
最後までお読みくださりありがとうございます。
こんなに更新したのに、現在はほぼ誰も見ていないゴミカスクズ無価値ブログです。
よければ(はてな)ブックマークや拡散をお願いいたします。
更新の原動力として励ましが欲しいのです…<(_ _)>
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません