2019年トノサマバッタ日記(01)ー孵化(1)

2019-06-10




北海道の札幌市での話です。

6月上旬孵化

昨年、トノサマバッタを飼っていたのですが、そのときに飼育ケースの中で卵を産むのを目撃しました。

なので、飼育ケースの土はそのままにしておき、いつでも孵化していいように準備して生まれるのを待っていました。

そして、2019/06/09にトノサマバッタの子どもが孵化しました。

トノサマバッタの1齢幼虫
トノサマバッタの1齢幼虫

卵は運良くケースの端に産まれたので、ケースの外側から見ることができました。

トノサマバッタの卵

(小さいころには分かっていたはずなのですが、大人になって忘れてしまっていたようで)このぷつぷつの泡のようなもの自体が卵かと思っていたのですが、きっと違うのでしょうね。卵を守る泡のようなものなのでしょうか。

トノサマバッタの卵はもっと大きな長丸だった気がします。

しかし、このぷつぷつの小さい丸が卵だと思い込んでしまっていた自分は、このぷつぷつの中でそのうちトノサマバッタが大きくなって目玉が見えるようになって… と予想していたのですが、違いました。

なので、監視の甲斐なく気が付いたら産まれていました。卵(の外側)にまったく動きがなかったので、飼育ケースの中に黒い虫を目撃した時にはハエがわいてしまったかと思いました。

事前準備(前年)

トノサマバッタのメスは、卵を産むときにしっぽが大きく伸びます。

今回、土の深さは4cm程度でやってしまいましたが、個人的には10cm以上あった方が、メスバッタは思いっきりしっぽを土にさせるのだと思います。

産ませる予定もなかったこともあり、今回卵はケースの底に達してしまっています。

産卵後、孵化までの間に飼育ケースは特に水を補給してあげる必要もありません。(経験談)

運良く産卵を見たとしても、ケースの外側から卵が見えない限り実際に産まれたかどうかは確証が持てないものです。

疑心暗鬼のまま春を待つことになります。

事前準備(翌春)

生まれてくるトノサマバッタ(1齢幼虫)はとても小さく、通常の飼育ケースの蓋からは出てしまいます。もし、蓋の目が粗い飼育ケースで産卵させてしまった場合は、春になったら時期的に余裕をもってガーゼなどをケースと蓋との間に挟んでおく等の対策をおすすめします。

初めて孵化させたときには、飼育ケースを物置に放置しており、ケースの蓋の小さな穴から出たかなりの数のトノサマバッタの幼虫が物置の中で放し飼い状態になってしまいました。

生まれたトノサマバッタ

親はオス・メスともに緑の個体でしたが、こどもはすべて黒い個体となりました。

黒いので(大きさも含め)アリのようです。シルエットは「*」(アスタリスク)のようです。

トノサマバッタの1齢幼虫

トノサマバッタを孵化させたのは人生で2度目で、前回も同じ結果「黒」だったと記憶しています。

予想ですが、個体の色は卵を産み付けた場所に影響されるのではないかと思います。

前回は黒土で、今回はカブトムシ用の昆虫マットでした。

初日にざっと数えてみたところ、(かなり大雑把ですが)40匹程度が見えました。2日目にも同じような感じでしたので、これ以上は増えないのだと思います。

なんとなくですが、1~2割程度は土からうまく出られなかったのではないかと思います。

40数匹のすべてについて、後ろ足は2本ともあります。ただ1匹のみ、孵化の時の殻?が両後ろ足にからまっているようです。

生まれた時期

今年の春は例年よりもかなり暖かい日が多く、「例外的」かもしれませんが、「よさこい」と覚えておきたいと思います。

今年の春は本当に暑く、5月から真夏日がありました。5月末にはひぐらし(セミには詳しくないので間違っていたらすみません)が鳴いているというちょっと異常な年ですので参考にはならないかもしれません。

また、(人間の)子どもがヒシバッタを見たというような話をしていましたので、そのような時期ということになるかと思います。

孵化直後

大きさは4~7mm程度かと思います。オス・メスの違いかもしれませんが、この時期から大きさの個体差があります。例えば、オスは4mmでメスは7mmとかなのかもしれません。

ジャンプ力は10cm程度です。

初日はまだ、餌を食べる素振りはありません。しばらくは食べなくてもやっていけるのかもしれません。

飼育ケースの中がかなり乾燥しているように見えましたので、霧吹きで水をあげました。

事前知識として「鈴虫の小さな子どもにキュウリをあげてはいけない。体の小さな鈴虫はキュウリの水分でくっついて離れられなくなってしまうから」という情報は持っていたのですが、大丈夫だろうと思い霧吹きを。

しかし、水滴がトノサマバッタの子どもにまとわりつき、脱出不可能になってしまう者もいました。幽遊白書の御手洗のシーマンやジョジョの片桐安十郎(アンジェロ)のアクアネックレスみたいな感じです。

最終的には、ティッシュで水滴を吸収して救出してあげる羽目になりました。

もし自然界で孵化直後に雨が降ると、トノサマバッタの子どもの生存率は大きく下がってしまう気がします。

その他

驚くと飛び跳ねます。飛び跳ねたバッタに驚いてまた別のバッタが飛び跳ねたりします。

ケース底の土やケース側面よりも、ケース上面に張ってあるガーゼの方が落ち着くようです。

トノサマバッタの1齢幼虫

今後

幼虫時代は土は不要かと思いますので、別の少し大きめな飼育ケースに移したいと思っているのですが、どうやって移動するのかが悩みどころです。きわめて小さなバッタを傷めずに捕まえるのはかなり困難です。しかし、これから大きくなりジャンプ力が増してくると別の難しさが出てきそうです。

次の日記へ

孵化の様子の動画があります。

トノサマバッタ日記一覧

後記

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