子育てのススメ
はじめに
まず、子どもは欲しいと思って得られるものではありませんので、いかなる理由だとしても子どもがいない人を否定するつもりはありません。
子育て経験者をえらいとも思いませんし、子育て未経験者を「子育てしたこともないくせに」という気もありません。が、お互いにお互いの立場・苦労等を理解し合えたらいいなとは思っています。
子どもがいる人も子どもがいない人も本来敵ではないのですから、相手の気持ちや立場が理解できれば、お互いの無神経な発言も減り、それによって不愉快になることも少なくなるのではないかと思います。
ここで書くことは、私という一個人が思ったただそれだけのことですので、もちろん正解だとは思っていません。
このように思っている人がいる、ということを知ることで誰かにプラスになればいいなと思ってます。そして、できれば誰にとってもマイナスにならなければいいなと思っています。
私の能力ではまとまった文章にできない可能性は高いですが、書けるだけ書いてみたいと思います。
子育ては不平等
- 経済面
- 実質的に子育てをする側の人数
- 子どもの人数
- 親等、協力してくれる人の有無
- 子育てする側の資質(性格その他)
- 生まれてきた子どもの資質(性格その他)
- 子育てとして目指すところ
とにかく大変な状況の人もいますし、それほど大変ではない人もいるかと思います。大げさに表現する人もいますし、頑なに表現しない人もいます。
比べることはできませんので、自分にとって比べる方がプラスになるのであれば比べればいいですし、そうでなければ比べる必要はないかと思います。
子育ての楽しさ
子育てはとにかく楽しいです。
正確にはかなりの大変さもあるのですが、想像を超えた楽しいことがいくつもあります。
私の場合、子どもができるまでは、年齢と経験を重ねることで日々の生活から驚きや新鮮なことが減っていきました。
多くのことが想像の範囲内に収まり、感情の起伏も減り、顔の表情もかたまってきた気がしていました。
そんなタイミングで子どもができてくれると、新しい経験の連続で人生が一変し若返った気になりました。
必死で生きようとしているように見える子どもを見ては「守りたい」「大事にしたい」と思い
常識ゼロの子どもを目の当たりにしては「こんなことも教えなくてはいけないのか。常識ってすごい。人間初心者を相手にするのは大変だ」と思い
初めて何かができたときには、自分のこと以上に喜び
初めて新しい味を経験したときの顔には爆笑し
こどもが歌う変な歌詞に耳を傾けたり
どこで覚えたのか分からない言い回しに成長を感じたり
自分は大人になったのに、子育ては猛烈に「初体験」なのだと気づきました。
とにかく想像もしていなかったことがたくさん起こります。
なぜ子どもをほしがったのか
確実にエゴだと思います。
はっきり言って、自分も生きているのが大変です。死にたいと思ったこともありますし、「生まれなければよかった」と思うことももちろんありました。死ねば楽になれるとい気持ちも常にあります。
将来はますます便利な世の中にはなっていくことは間違いありませんが、PM2.5等の環境汚染やアレルギーもありますし、イジメ問題も今より良くなることは望めません。いろいろな面で生きていくのがかなりつらく大変になっていくと思います。
そんなつらい「生きる」ということを自分の子どもにさせる。
それについて激しく「申し訳ない」と思います。本当にごめんなさいと。
でもきっと「あなたに会ってみたい」という気持ちが少し勝ったんだと思います。
「生まれてきてくれてありがとう。でもごめん」
です。
ただ、生まれてきてくれたからには、親として最大限努力します。子どもは親を選べないのに、子どもにとって親は「世界」なのですから、少なくても大きくなるまでは。
それでもやっぱり子育ては大変
とにかく大変であることは事実です。
が、ストレスため込んで病んでしまわないように工夫しながら、頑張るのが「普通」かと思います。死なない程度に病まない程度に苦労くらいしてみてもいいのではないかと思います。全員が大変だと思います。
自分もきっとそうして育てられたのですから。
子どもができると多くの場合、子ども中心の生活になります。
飲みに行くこともほとんどなくなります。
何を買うにしてもショッピングモールに行くことが多くなります。
車を持っていても、子どもを連れての移動は大変です。
1ヶ所ごとに車のドア開けて、子どもをチャイルドシートに乗せて、シートベルトをして、降りるときはシートベルトを外して、子どもをおろして、ドアを閉めて。
この作業が1ヶ所ごとに必要になりますので、色々なものを1ヶ所で買えるショッピングモールに行くことが多くなるのです。
1分以内の買い物でも、基本的に子どもだけを車に置いていくことはありませんので、2ヶ所寄るのは猛烈に大変です。
飲食店も限られます。
メニューや座席に関して、子どもが利用できるところになります。
私はカレーが好きなのですが、店には行けません。
また子どもが食べたいと思って頼んだのにまったく食べれないということも珍しくありません。
実際に食べられるのか食べられないのか、どれくらい残るのか想像できません。
残すのは嫌ですので、自分は頼まず子どもが残したものを食べることがほどんとです。
服屋に行っても本屋に行っても、子どもが話しかけてきて、見たいものを見れませんし、見ているようでもまったく集中できず頭に入ってきません。
ご飯を食べさせるのも、箸の使い方を教えるのも、トイレの仕方を教えるのも、字の書き方を教えるのも、お風呂に入れるのも、自転車の乗り方教えるのも、爪を切ってあげるのも、予定外に漏らしてしまったときに対処するのも、何もかも大変です。
基本的なことほど教えるのが大変です。大人ってすごい!常識ってすごい!とよく思います。
そして、ほとんどが自分のペースではできません。
寝てほしいときに寝てくれません。
休みもありません。年間の休日はゼロです。終わりもはるか遠く見えません。
当然、イライラしてしまうことが増えます。
かわいくてかわいくて仕方ないのに、ときには叩きたくなることもあります。感情で怒鳴ってしまうこともあります。
また、子どもに由来する望まない人付き合いも発生します。
それでもやっぱりプラス
それでも子どもが笑ってくれるのは嬉しいものです。それがないともっと追い詰められてしまうでしょうし、続けるのは難しいでしょう。
大変なこともたくさんありますが、子育て(子どもと生きていく)のは楽しいです。
視点が増えますので自分自身でも新しいことを考えるようになり、子どもからもいろいろなものをもらえます。
自分もこんなだったのかなと考えることで、自分の親に対してもいろいろと考えるようになります。
自分の子どもの子育てについても「手伝ってあげたいな」とか「手伝いたくないな」とか考えたりもしますが、「じいじ」と名付けられ、お金を吸い取られるのかな、とかは未来過ぎてまだ心配していません。
子育てのススメ
喜びがあったとしても、大変なこともありますし、途中で投げ出すことも休むこともできません。
なので、他の方に無責任に勧めることはできないのですが
私は現時点で「子育てできてよかった」と思います。
私は親ではありますが、子どもは私の所有物ではありません。
些細なことでさえ思い通りになりません。
私の妻は私が選びましたが、子どもたちを選ぶことはできません。
私の家には、「どうしてそうなったのか理解できない」個性を持った愛すべき隣人が2人います。
これから変わったり、衝突したり、理解を深め合ったりしていくのだと思います。
えらそうなこと書いてみましたが、我が家の子育ては妻がとにかくよくやってくれています。
以上。
後記
最後までお読みくださりありがとうございます。
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