wxPythonのインストール

2021-05-08




wxPythonのインストール方法について説明します。

Python自体はインストールされているという前提です。

複数のPython(複数バージョンや32bit版、64bit版)をインストールしている方は最後に書いている情報が役に立つかもしれません。

確認環境

  • Windows 10 Home
  • Python 3.9
  • wxPython 4.1

事前確認

まずは、wxPythonがインストールされているかどうかと、バージョンを確認しましょう。

コマンドラインで

と入力します。(pipについての詳細は後述します)

こうすることで、現在インストールされているPython関係のライブラリとそのバージョンが一覧表示されます。

その結果として

こんな感じの内容が表示されます。

この場合、wxPythonのVer.4.1.1がインストールされているということです。

wxPythonがインストールされていなければ「wxPython」は表示されません。

インストール

wxPythonをインストールする場合は

と入力します。

これで、インストールされているPythonに合わせた最新バージョンのwxPythonがインストールされます。

アンインストール

wxPythonをアンインストール(削除)したくなった場合は

と入力します。

pipについて

「pip」というのは、Pythonライブラリのインストール関連の機能です。

pipというのは、Python本体がインストールされてるフォルダのScriptsフォルダにあるpip.exeです。

pip = pip.exe

ですので、pipと入力するところをpip.exeと入力しても構いません。

Pythonのインストールパス

私の場合は、複数バージョンPythonについてそれぞれ32bit版と64bit版をインストールしています。

例えば、

64bit版のPython 3.9は

C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39

にインストールされています。

32bit版のPython 3.8は

C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python38-32

にインストールされています。

想像つくとは思いますが、(自分でインストール先を変更しない限り、基本的には)

64bit版のPython バージョンX.Xは

C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\PythonXX

にインストールされ、

32bit版のPython バージョンX.Xは

C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\PythonXX-32

にインストールされます。

64bit版が基本ですので、「-64」のようなパスにはなりません。

そのパスにある「python.exe」がPython本体になります。

話を戻してpip

そして、各Pythonのインストールパスに「Scripts」フォルダがあり、その中にpip.exeがあります。

このexeが最初に説明したコマンド「pip list」のpipになります。

では、複数のPythonがインストールされている場合、

と入力したときに、どのバージョン、bit数のpipが動作するのでしょうか。

それは、「環境変数」というところに設定されています。

Windows 10でスタートボタンの「設定」から

[システム]-[詳細情報]-[システムの詳細設定]-[環境変数]の

「ユーザーの環境変数」か「システムの環境変数」のどちらかの「Path」というところにパスが設定されています。

私の場合、

「システムの環境変数」の方に設定されています。

Pathの設定内容を見てみると

というような感じになっています。

環境変数は上から参照していきますので、「pip」と入力した場合には、一番最初にpip.exeが入っている

が適用されます。

逆に、32bit版Python 3.7でpipを使ってインストールしたい場合は

にcd(チェンジディレクトリ)してからpip install ~と入力するか、

cdせずに

と入力することで可能となります。

以上。

wxPython入門

後記

最後までお読みくださりありがとうございます。

こんなに更新したのに、現在はほぼ誰も見ていないゴミカスクズ無価値ブログです。

よければ(はてな)ブックマークや拡散をお願いいたします。

更新の原動力として励ましが欲しいのです…<(_ _)>

当ブログ内お薦め記事

記事はここまでです。