Androidで画面録画/スクリーンレコードを極める
画面録画/スクリーンレコードというのは、スマホの画面に映し出されているものを録画して、動画ファイルとして保存する機能(アプリ)のことです。
ここでは、Android 10での画面録画について記載しますが、その他のAndroidバージョンやiPhoneでも役に立つ内容もあります。
以下、スクリーンレコードを含め「画面録画」という表現で進めます。
目次
何を録画?
画面録画は、文字通りスマホの画面に映っているものを録画する機能になります。
例えば、
- テレビ電話の内容
- 自分がやっているゲーム画面
- (録画機能のないアプリの)ライブ配信
- ストリーミング再生
など、スマホの画面に映っている物を録画したいのだけれど、その画面を映しているアプリでは録画機能がないもの、が対象になります。
なぜ録画?
私が古いタイプの人間で「オンデマンド」という価値観に追いつけていないのもあるのかもしれませんが
自分が気に入った動画を、いつでも、どこでも、いつまでも観れる状態でいたいのです。
Amazon Primeに加入していて、Primeビデオをオンデマンドで観ることには慣れているのですが、ウォッチリストに入れたり、ダウンロードしていた動画がPrime対象外になってしまったら、残念な気持ちになりますよね。
そして「逃がした魚は大きい」的な心理で、観れなくなってしまうと自分の中でその価値は必要以上に大きくなってしまうものです。
YouTubeでも、該当の動画が(運営に、投稿者に、問わず)削除されたり、BANされて観れなくなる可能性も普通にあります。
また、地下でもネット遅くても圏外でも飛行機の中でも災害時でも残りギガが少ないときでも、環境や状況に左右されず、何も気にせずに動画を見たいのです。
なので、お気に入りの動画はファイルで持っておくべきと考えます、私は。
自分に必要となる機能を確認
まず画面録画には「Android標準機能」と「アプリ」の2種類があります。
それぞれ特徴がありますので、自分にとって何が大事か、それを満たしてくれるのはどれなのかを把握する必要があります。
動作としては、基本的に
- 録画開始
- 一時停止
- 停止
のみですが、さらに動画の編集機能がついたものもあります。(ここでは画面録画に重点を置いているので、編集機能については触れません)
動作としてはこれだけなのですが、その他に設定があります。
以下を読んで、自分に必要な設定が何のか確認しましょう。
映像関係の設定
アプリの中には、録画する画面サイズ、フレームレート、ビットレート等を選択肢から選ぶことができるものもあります。
また、画面の回転に対応しているものもあるようです。
縦横については、(最初だけだとは思いますが)試行錯誤が必要になると思います。
画面サイズについて(全容を把握できていないのですが)、設定がないものについては、録画開始時の方向で画面サイズが決まると思われます。
例えば、スマホを普通に(縦長画面)で構えて録画開始すると、例えば
720(横)×1280(縦)
のような縦長の動画になると思います。
途中で画面を横にしても、当然、録画している動画のサイズは縦長のままで
720×1280
です。
実際にどうなるかというと、縦長の画面の中に横長の画面を入れることになるのでかなり小さくなります。
(よくテレビで放送されている、横長のテレビ画面の中で縦長動画を再生するという、余白だらけのあの状況のさらに悪いパターンです)
また、画面サイズを指定できるタイプや、画面の縦横方向に対応する/しないなど、実際にどうなるのかカオスです。
自分が使うアプリで、自分の目的にあった使い方、多くの方にとっては1パターンだと思いますので、それさえ分かれば、問題ないと思います。
音声関係の設定
動画の音声として何を保存するのか、最大で以下の4つが考えられます。
- 音声なし
- システム音声のみ
- マイク音声のみ
- システム音声+マイク音声
システム音声というのは、スマホから出る音のことで、「内部音声」「メディアサウンド」という場合もあります。
1の音声なしは、動画に音を入れない設定になります。
2の「システム音声のみ」というのは、スマホから出ている音のみを動画に入れるというものになります。「自分の視聴用」として録画するほとんどの場合はこちらの設定になります。
ちなみにですが、実際に録画時に音を出す必要はありません。
スマホから出る音をミュートにしていても、録画した動画には音が入る場合がほとんどです。
また、録画中に音量を変更しても録画した動画の音声には影響ありませんが、音量を変更したときの音量操作の画面表示は録画されますのでご注意ください。
3のマイク音声のみというのは、スマホにマイクをつなげて、そこからの音声のみを動画に入れる場合になります。
システム音声が様々な制限により動画に入れれない場合は、スマホから出した音をマイクに入れることで、システム音声を動画に入れることができます。(もちろん雑音も入ります。)
ま、こちらの設定はあまり使うことはないと思います。
ちなみにマイクは、100円ショップでも売っていて、イヤホンジャックに刺せば使えます。
そう、iPhone以外ならね。(偏見)
4の設定は、例えばゲームの実況動画などで使えます。
ゲームしながら、ゲーム自体の音(システム音声)とマイクからの自分の声の両方を入れることができます。
システム音声について
システム音声は、Android 10以下では録画できないという話があります。
経験的には、Android 10で標準機能以外のアプリを使うとシステム音声が録画できません。
私のGalaxy Note9 SC-01Lでは、Android 10ですがなぜか標準機能として画面録画ができ、システム音声ももちろん動画に入っています。
ファイルサイズの設定
現在のスマホは画面サイズも大きいので、画面録画した場合の動画のファイルサイズも大きくなりがちです。
アプリでファイルサイズを制限できるものもありますが
Android 10までは1ファイルのサイズ上限が4GBとなっています。
私はAndroid 10なのでこれにやられています・・・
ちなみに、私の環境(2220×1080)で録画すると、27分19秒くらいで4GBになります。
ファイルサイズの上限がない場合は、録画時間に気をつけてください。
画面サイズやビットレートなどの画質を設定できるアプリなら、ファイルサイズを小さくして録画時間を長くすることも可能です。
Android 11から標準機能として対応
Android 11から「スクリーンレコード」がOSの標準機能として追加されました。
なので、Android 10では画面録画できないのかと思ったのですが、私のAndroid 10(Samsung Galaxy Note9 SC-01L)には、名称は違いますが、「画面録画」という機能があります。
起動方法
クイックパネル(画面上部から2回スワイプ)に表示されています。
この[画面録画]アイコンをタップすると、録画が開始でき、
ロングタップすると設定画面が開きます。
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